またまた、元・部下の一人から、ご飯のお誘いを受けました。
「これはちょっと頻繁すぎでは? 私がそんな人気者のわけない。」
と、心配していたら・・・
案の定、主な話題は、私の後任さんへの不満でした。
後任さんについては、別の二人からも、愚痴を聞いたばかり。
● その時の記事はこちら ●
私が、ガス抜き役として、愚痴を聞くのは構わない。
けど、後任さんが、この状況を知ったら、不愉快に感じるだろう、と思うと、
頻繁にこういう会をするのは、あんまり良いことじゃない気がする。
かといって、仲良しな元部下たちの、誘いを断りたくはないし・・。
せめて、「私が、みんなと一緒になって、後任さんの悪口を言ってる」、と解釈されないよう、気をつけます。
ともあれ。
不満の理由は、概ね二つにまとめられるようで、そのうちの一つが、
「後任の部長は、ぜんぜん、手を動かさないで、仕事を丸投げしてくる」
というもの。
・・・なるほど。
私が、ピアレビュー的に面接をした時には、
「自分はハンズオンで、プレイングマネージャータイプ」とおっしゃってたけど・・・。
と、ここで究極の選択です!
上司にするなら、どっち?
(B)仕事は丸投げしてくるけど、代わりに部下が育つ上司
昨日会ったK子ちゃんは、「ジャスミンさんはいろいろやってくれた」って言うけど、
私は、人に任せるのが、異常に下手だっただけ。
▷ 人に任せるのが下手な上司と、絶対に出世したくない部下ー「管理職」という存在は限界?
つまり、私は(A)で、部下を育てられない上司でした。
これは、仕事を辞めた今も、ずっと後悔してることです。
K子ちゃんに、上の究極の選択をぶつけてみたら、
「程度問題ですっ!」って笑ってたけど、
(B)、つまり後任さんタイプの上司と働いた方が、自分が成長できることは認めてくれた。
マネジメントスタイルの違いに加えて、こんな事情もあります。
後任さんは、IT業界で働くのが初めて。
前職は、IT業界のくせに、在宅勤務に不寛容。
そのせいで、業界経験のある候補者からそっぽをむかれ、
ようやく来てくれたのが、他業種にいた、後任さんだったのです。
▷ 後任が決まりました!これで退職できる!ー「在宅」が採用のネックでした
業界未経験の後任さんは、仕事をみんなに任せざるを得ないのかもしれない。
業界が長い部下たちに任せちゃった方が、結局は早く片付くし、
新しい仕事を任された部下は育つし、いいことづくめ、って後任さんは判断したのかも?
K子ちゃんに、そう伝えてみたところ、彼女も、その事情は理解してるようす。
私が後任さんと過ごしたのは、ほんの短期間だけど、そんなダメな人ではなかったと思う。
あの会社は、先月と今月が、いちばんの繁忙期なので、それが原因かも。
ただでさえ、忙しいところにもってきて、以前なら私がやってたようなことまでふられて、ストレスが溜まったのかな?
とにかく、深刻な心配は不要なのです。
だって、あの会社は外資ITだもん。
後任さんが、本当に仕事のできない上司なら、そのうちクビになるだろうし・・・
▷ 外資系企業の年収はなぜ高いのか?ー外資には「あのイライラ」が少ない?
もしK子ちゃんや、他の部下たちが、それを待てないなら、自分たちが転職していくでしょう。
▷ 転職がもっと広まったら、もっと楽になる人が増える気がする。
転職がデフォルトの環境では、「あいつ消えろ」が、かなりの確率で実現します。
(自分が「消える」場合も含め。)
K子ちゃんの言う通り、「程度問題」でしょうね。
悪いところが、極端に現れると・・
(A)タイプが、仕事を抱えまくった結果、業務が回らなくなるのは困るし、
(B)タイプが、自分では何もしないくせに、手柄と高いお給料を独り占めしたら、腹が立つし、
嗚呼、まさに究極の選択です。
● 究極の選択①はこちら ●
それにしても。
元・部下の発言を否定しないように、その上で、後任さんへの悪口に同調しないように
話すのは、難しい・・・。
管理職は、辞めてもなお、コミニュケーション力が鍛えられますね。
今の人は、昇進より、ワークライフバランスを大切にしてると思うけど、
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