管理職も会社も辞めました日記

管理職を辞めたいけど、今後の生活が心配・・。そんな気持ちを綴るうち、セミリタイアしちゃいました。退職後はフリーランスになりましたが、2024年5月現在、仕事が途絶えています。旧タイトルは「管理職やめたいです日記」

管理職は辛かったけど、あそこからしか見えない景色があったー人生に無駄は無い(2)

管理職も、会社も辞めて、ひと月半。

プレッシャーから解放され、今のところ平穏な生活を送っています。

今の悩みは、お中元に頂いた、水ようかんの賞味期限が迫っていること。

退職前、炎上に怯えた日々とは大違いです。

▷ 「水ようかん」であんバタートーストー余った「水ようかん」の活用法

 

やっぱり辞めて良かった・・・んだけどね。

いま振り返ると「やっぱり、管理職を経験して良かった」とも思います。

あの景色は、あそこに行かなければ見えない光景だった、と思うから。

 

これまでずっと、管理職のデメリットばかり書いてきたので

(旧ブログ名は「管理職辞めたいです日記」)、

その罪ほろぼしに、「管理職になって良かったこと」を書いてみようと思った。

そしたら、管理職をやって良かったことと、辞めたくなった理由の根っこが、全部同じでした。

 

例えば、管理職の喜びの一つは、人の成長をサポートできること。

  • 未経験の人を、思い切って採用してみたら、ぐんぐん仕事を覚えて、今ではハイスペ人材
  • 英語が不得意だった人を励まし続けたら、会議で発言できるくらい上達
  • 煮詰まってた人が、私のアドバイスをきっかけに、取引先との交渉に成

 

・・・こんなことを思い出すと、今でも嬉しい。

誰かの成長に立ち会える感動は、マネジメント職を経験したからこそ。

 

しかしその一方で・・・

「管理職を辞めたい!」と、切に思った理由の一つが、部下と会社との板挟みでした。

▷ 「出社したくない部下 VS. 出社に戻したい会社」の板挟みで疲れる

上司からのプレッシャーもキツイですが、部下からの圧もなかなかですよ。

 

部下を持ったからこそ、涙が出るくらい感動した日もある。

そして部下を持ったからこそ、辞めたいくらい辛い負担も味わった。

表裏一体ですね。

 

その他の「管理職になって良かったこと」も、同様です。

裁量権を得て、自由に仕事できるようになった分、責任も重くなった。

経営の意思決定に関われるようになったけど、「責任者出せ」って言われた時、

私が出ていく立場になった。

 

そして最後の会社では、本社の協業の方針に苦しみ、辞めることになりました。

▷ 「パートナー、協業やめるってよ」で退職決意にダメ押し

 

私にとって、管理職は退職した方がマシ、ってくらい辛いことでした。

じゃあ、はじめから管理職をやらなければ良かった?と問われると、そうは思いません。

 

だって、

もし管理職になってなければ、部下が成功した時に、一緒に喜べなかったもの。

自分で決断した戦略がうまく行った時の充足感を、味わえなかったもの。

管理職という小さな丘で見た景色は、あそこに行かなければ見えない光景でした。

 

「管理職辞めたい」というセリフは、管理職をやったから言えた言葉でした。

誰かに聞かれたら、「管理職をやって良かったよ」、と堂々と言える気がする。

やっぱり人生には無駄は無いですね。

 

・・・だけどこれも、管理職を辞めて、いま平和だから、そう思えるだけかな?

思い出を美化してるだけかもしれません。

 

● 管理職になって良かったこと「お金編」はこちら●

 

●「人生に無駄は無い(1)」は、ブラック企業で親友を得たお話はこちら●

yamekanri.com

 

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