学生時代からの友達(穏やかちゃん)とランチの約束を話していた時のこと。
彼女からのLINEに「ジャスミンはリタイアするから、こういう食事には誘えなくなるのかな?」と書いてありました。
「こういう食事」とは、ランチの予算が一人5千円くらいの食事のことです。
「いやいや。
それくらいは大丈夫なようにリタイア計画立ててるから。
これからも遠慮なく誘って」と慌てて否定しました。
5千円のランチは確かに高いけど、たまにだったら大丈夫。
会社の人にも「退職後は(経済的に)大変ですね」と声をかけられたこともあります。
セミリタイアには「生活切り詰める。我慢を強いられる」というイメージがつきまとうのかな。
私の資産額は中途半端だから、みんなの想像どおり、退職後に贅沢はできません。
それでも、趣味や交際費、旅行にはこれまで通りお金を使えるよう、資金計画を立てています。
いま趣味に使っているお金も、できるだけ減らさないつもり。
映画を見たり、本を買ったり、習い事をしたり、Spotifyのサブスクなんかですね。
娯楽への支出は、ぶっちゃけ「無駄なお金」です。
家計改善のためにはまっ先に見直すべき項目でしょう。
映画や本が無くても、生きていくことはできますから。
・・・だけどそれって本当かな?
趣味や娯楽が無くても、生きていけるだろうか?
友達も同じです。
以前「食費がこれ以上節約できないのは友達のせい」なんて記事を書きましたけど、
友達と会って話すことには、私にとって食事代金以上の価値があります。
振り返ってみれば、小説、映画、音楽、そして友達に救われた経験は数えきれません。
これらがなければ、私はとっくに絶望して死んでいたと思う。
生きるのに必要なのは、食費、光熱費、住居費だけではないんです。
娯楽費や交際費も、生きるのに必要なお金だと思うのです。
もちろん、本物の無駄はカットします。
価値のないサブスクは解約、見栄やしがらみだけの会食は断る。
だけど、自分の人生を豊かにしてる「無駄」は削っちゃだめだと思う。
ここは人によって個人差が大きそうですね。
推し活が生きがい、という人もいれば、れんげ荘物語のキョウコさんのように、淡々と生きて、娯楽に一銭もかからない人もいますもんね。
FIRE計画や老後のお金のことを考える時、自分の「無駄な支出」と向き合うことが大切だな、って思いました。
私は、今の仕事がとっても嫌で、お給料は要らないから辞めさせてくれ、という心境です。
そんな疲弊した私でも、映画のためなら、辛いバイトでも働くつもりです。
というわけで、穏やかちゃんとのランチが楽しみ。
前回は「老後のお金は何歳まで自分で管理できるかな?」と話し合いました。
老後のお金、何歳まで自分で管理できるか問題ー80代で金融サービスが使えるのか? - 管理職辞めたいです日記
次はどんな話題で盛り上がるのかなー?
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