不確定要素が多過ぎる将来に圧倒されましたが、実は、こんな時に頼れる人がいます。
十年以上、毎年相談しているファイナンシャルプランナーさん。
友人には相談しにくいお金の問題も、FPさんになら素直に話せます。
しかも相手はお金のプロ。
中途半端な貯金しかないくせに、収入を下げる転職をしたいなんて、てっきり怒られると思いきや・・。
FPさんも「今すぐ辞めたらどうか?」と賛成してくれました!
しかしそれは、資産額が十分だからという理由では無かった。
長年相談しているFPさんならではの深いアドバイスとともに、
私のような中途半端な貯金額の人に合う、それなりのやり方を教えてもらいました。
- ファイナンシャルプランナーになら自分の資産額を言える
- ファイナンシャルプランナーがキャリアダウンに賛成してくれた理由
- 貯金額が中途半端な50代の老後資産戦略
- 転職後いくらの年収を目指せばいい?に対するファイナンシャルプランナーの回答
- 減っていくものに目を向けず今あるものに感謝
ファイナンシャルプランナーになら自分の資産額を言える
お金って人生に関わる大きな問題なのに、なかなか人に相談できないですよね。
友人に預貯金や収入の額を言いたくない(向こうも聞きたくないと思う)。
そんな時、ファイナンシャルプランナーさんは本当に頼りになります。
自分の資産、収入の額も率直に言えますし、何よりお金に関するプロフェッショナル。
たとえ友人に話せたとしても、プロ以外は個人的な体験からしかアドバイスできませんものね。
今のFPさんは、30代後半でマンションを購入した際に相談して以来のご縁です。
独立系のFPさんなので、毎回相談料をお支払いする必要があります。
そのかわり、特定の金融機関に所属してないので意見が中立、そこの金融商品を勧められることもありません。
ファイナンシャルプランナーがキャリアダウンに賛成してくれた理由
Zoomで一年ぶりにお会いし、さっそく状況を話すと・・
「そのお仕事、すぐに辞めたらいかがですか?」と、FPさんから予想外の一言が!
てっきり「ははは、こんな資産額で何をおっしゃる」と叱られるかと思ってた!
じゃあこの資産額で今後暮らしていけるってこと?
・・と一瞬喜んだけど、賛成の理由は資産額が十分だからでは無かった。
理由は、今のところに転職して以来ずっと辛そうだから、でした。
そして、私が今の会社に感じている怖さ(経営方針)にも納得できる、と。
今の仕事を続けると心と体を壊しかねない、と感じたかららしいです。
私の「辞めたい」はただの不平不満じゃなく、他人にも一定の合理性があると分かって良かったわ。
貯金額が中途半端な50代の老後資産戦略
でもこれだと、ファイナンシャルプランナーのアドバイスというより、先輩からの助言って感じですよね。
だからちゃんとお金のことも聞きましたよ。
預貯金の額は、予想通り「まあまあ。悪くない額」だそうです。
しかし今いきなり無収入になって、現在と同じ支出額を続ければあっという間に底をつきます。
そして資産額の7割が利息のつかない銀行預金、いま流行りの不労所得はほとんど見込めません。
なので戦略としては、
- 最低限暮らせる額をいただける仕事を見つけ、
- 基本的な生活費は毎月の収入で賄い、
- 家電の買い替え、住宅の補修、病気、旅行など、大きな出費だけ、貯金から取り崩す
戦略ってほどでもないかな?
お先真っ暗な状況に少し灯りがともり、なんとなく道筋が見えてきました。
なにより、管理職を辞めても大丈夫そうですんごい嬉しい!
(年金のことも具体的に聞いたので、別の機会に書きます。)
●追記●年金破綻が心配に対するFPさんのアドバイスはこちらです。
転職後いくらの年収を目指せばいい?に対するファイナンシャルプランナーの回答
さらに「非管理職の転職をする際、いくらの年収を目指せばいい?」と聞いてみました。
それに対するFPさんの回答が、図星すぎで耳が痛かった。
「ジャスミンさんはそもそもお金の考え方の順序が逆!」とご指摘受けました。
「『今○○万円稼げてるから××円を使えるな』と、収入から生活費を逆算してる。
これではいつまでも安心な額は貯まりませんよ!」と。
・・・うっ(痛いところを突かれた)
「今の収入や世間体をいったん忘れて、どんな暮らしが自分の幸せに十分か考えてみてください。
それが自覚できれば、おのずと稼がなきゃいけない金額が決まります。
どうですか?本当に今と同じ収入が必要ですか?」
減っていくものに目を向けず今あるものに感謝
毎月の支出すら把握していない私は、お金に向き合ってない=人生に向き合ってない、状態だったんだな。
(ちなみに、支出を把握してないことは毎年このFPさんに注意されてました)
うん、今後どんな人生を生きたいか、ちゃんと考えてみよう。
もう一つ、このFPさんに言われて心に刺さったのが
「 無いもの、減るものに目を向けているから苦しい。
今あるものに目を向けて生きればどうにでもなる」
という言葉です。
「今あるもの」とは、金融資産だけではなく、これまで身につけたスキルや人脈も含む、と。
そうだよな・・。
凡庸でダメな人間だけど、50代まで、自分なりには頑張ってきたんだもんな。
自分のスキルや人間関係の棚卸しをしてみよう、そうだそうしよう。