ZOUさんのこちらの記事で知った「れんげ荘」という小説。
有名広告代理店を45才で早期退職した主人公(キョウコさん)が、れんげ荘という古いアパートで、穏やかに「暮らそうとする」物語です。
hayashinonakanozou2022.hatenablog.com
穏やかに暮らす、ではなく「暮らそうとする」と書いたのは、主人公がリタイア生活に入っても、すぐにはリラックスできずにいろいろと悩むから。
お金や健康、家族との距離感に苦悩するキョウコさんの姿に「私も会社を辞めたらこう思うのかなー?」と、退職の予習をしています。
セミリタイアを目指す私と違い、キョウコさんは完全リタイア。
なんせシリーズ第二作のタイトルが「働かないの」ですから。
完全無職、憧れるなー。
キョウコさんは家賃を含む生活費を月10万円に収めています。
私はローンを完済してて住宅費が少ないけど、食費が4、5万円かかるから無理かなー。
キョウコさんはせっかくフルリタイアしたのに、「健康なのに働かないなんて、ほんとにいいのかな?」と悩んでいる。
そしてシリーズ第二作の中では、それに追い討ちをかけるような出来事が起こります。
区役所の人が何度も電話をかけてきて「なぜ働かないのか?」と聞かれるんです。
第三作では、れんげ荘の他の住人のところにも区役所の人から連絡が来ます。
これってリアルですか?
若いのに無職になったら、行政の人からいろいろ聞かれるのですか?
それともこれはフィクションなのかな?
フィクションと言えども取材して書いてるでしょうから、そういうこともあるのかな?と思ったのですが、ほんとのところはどうでしょう?
小説の中では、区役所の人は嫌がらせではなく(当たり前か)「行政が支援すべき人か」をチェックしてるということが分かるのですが、
「働かなくていいのかな・・」とうしろめたさを感じてる主人公は、プレッシャーを感じてしまうわけですね。
「私だったら嘘ついちゃうけどなー」と思いながら読んでました(性格悪い)。
起業準備中とか、フリーランスになったけど受注できない、とか?
あ、はい、そんな不誠実な態度はダメですね、すみません。
晴れて会社を辞められたら、今年いっぱいは無職予定。
今年は収入があって、来年までは住民税を払うから、それだと区役所の人は来ないかなー?
・・・なんてそんなことを楽しみにするのは変ですね。
とにかく早く辞めたーい!(まだ何ヶ月もあります・・)
●過去記事ーまだ辞められないのは、あるプロジェクトが終わるまでは退職しないと約束したから●