昨日は前々々々職の同僚とランチしました。
あれ?
あの人と一緒に働いてたのは、前々々々職じゃなくて前々々々々職だったかな?
転職回数が多いので、自分で分からなくなることがあります。
彼女は"元同僚"というだけの存在ではありません。
命を救ってもらったことがある恩人で、今では親友と呼べる間柄。
なのでここでは「恩人ちゃん」と呼びます。
恩人ちゃんとは、それはそれはヤバい会社で出会いました。
報酬も仕事内容も入社前の話と全然違うし、会社自体潰れかけてたし、
(後日転職エージェントの担当者がお詫びに来たレベル)
社長(日本人)も「お前らの仕事はゴミ拾いだー!」と社員を罵倒するような人。
今で言う「ブラック企業」ですね。
入社がほぼ同じ時期だった私たちは、二人とも一年働いて逃げました。
お互い別の会社で働くようになりましたが、私は次の会社も激務で睡眠が満足に取れない日々でした。
(お給料がすごーく良かったので、次はブラックではないです)
そのせいでしょうか、ある日、夜中に息苦しくなって目が覚め、呼吸の仕方が分からなくなったのです。
医学用語のパニック発作と同じか分かりません。
とにかくパニックになった私は、真夜中だったのに恩人ちゃんに電話してしまいました。
恩人ちゃんは眠っていたでしょうに、嫌そうな声は全く出さずに「大丈夫だよ、落ち着いて」と言ってくれた。
錯乱してた私は「こんな自分は生きていても仕方ない」と口走ったりしたけど、それでも恩人ちゃんは
「そんなことないよ、ジャスミンちゃんは優しいし、面白いし、生きててほしいよ」
と優しく繰り返してくれました。
今思い出しても涙が出る。
パニック発作が癖になってしまう人もいると聞きます。
しかし私のパニックが一度で済んだのは、恩人ちゃんが電話で寄り添ってくれたお陰です。
恩人ちゃんと会う度、あのブラック企業のヤバさを思い出して大笑いします。
コンプラ的にアウト過ぎて、ここにはとても書けません(笑)。
仕事のキャリアだけを考えれば、あんなひどい会社の経験は何の役にも立たない。
だけど、あのブラック企業がなければ、彼女という一生の親友を得ることもなく、パニック発作で苦しみ続けたかも知れない。
人生に無駄はない、つくづくそう思います。
やっぱり
「思い通りにいかない=失敗」ではないんだなぁ。
巡り合いとは不思議なものですね。
●人生に無駄はない、その2●
●友達シリーズ●
▼人生はお金や仕事だけじゃない、友情や音楽もいっぱい!と思い出させてくれた「やたらオシャレくん」
▼「風の時代」だから自由に働きましょう、と教えてくれた「キラキラちゃん」
▼「穏やかちゃん」と老後のお金、何歳まで自分で管理できるか問題を考えた