管理職も会社も辞めました日記

管理職を辞めたいけど、今後の生活が心配・・。そんな気持ちを綴るうち、セミリタイアしちゃいました。退職後はフリーランスになりましたが、2024年5月現在、仕事が途絶えています。旧タイトルは「管理職やめたいです日記」

人生に無駄は無いーブラック企業で一生の親友ができた

昨日は前々々々職の同僚とランチしました。

あれ?

あの人と一緒に働いてたのは、前々々々職じゃなくて前々々々々職だったかな?

転職回数が多いので、自分で分からなくなることがあります。

 

彼女は"元同僚"というだけの存在ではありません。

命を救ってもらったことがある恩人で、今では親友と呼べる間柄。

なのでここでは「恩人ちゃん」と呼びます。

 

恩人ちゃんとは、それはそれはヤバい会社で出会いました。

報酬も仕事内容も入社前の話と全然違うし、会社自体潰れかけてたし、

(後日転職エージェントの担当者がお詫びに来たレベル)

社長(日本人)も「お前らの仕事はゴミ拾いだー!」と社員を罵倒するような人。

今で言う「ブラック企業」ですね。

入社がほぼ同じ時期だった私たちは、二人とも一年働いて逃げました。

 

お互い別の会社で働くようになりましたが、私は次の会社も激務で睡眠が満足に取れない日々でした。

(お給料がすごーく良かったので、次はブラックではないです)

そのせいでしょうか、ある日、夜中に息苦しくなって目が覚め、呼吸の仕方が分からなくなったのです。

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医学用語のパニック発作と同じか分かりません。

とにかくパニックになった私は、真夜中だったのに恩人ちゃんに電話してしまいました。

恩人ちゃんは眠っていたでしょうに、嫌そうな声は全く出さずに「大丈夫だよ、落ち着いて」と言ってくれた。

錯乱してた私は「こんな自分は生きていても仕方ない」と口走ったりしたけど、それでも恩人ちゃんは

「そんなことないよ、ジャスミンちゃんは優しいし、面白いし、生きててほしいよ」

と優しく繰り返してくれました。

 

今思い出しても涙が出る。

パニック発作が癖になってしまう人もいると聞きます。

しかし私のパニックが一度で済んだのは、恩人ちゃんが電話で寄り添ってくれたお陰です。

 

恩人ちゃんと会う度、あのブラック企業のヤバさを思い出して大笑いします。

コンプラ的にアウト過ぎて、ここにはとても書けません(笑)。

仕事のキャリアだけを考えれば、あんなひどい会社の経験は何の役にも立たない。

だけど、あのブラック企業がなければ、彼女という一生の親友を得ることもなく、パニック発作で苦しみ続けたかも知れない。

 

人生に無駄はない、つくづくそう思います。

 

やっぱり

「思い通りにいかない=失敗」ではないんだなぁ。

巡り合いとは不思議なものですね。

 

●人生に無駄はない、その2●

yamekanri.com

 

●友達シリーズ●

人生はお金や仕事だけじゃない、友情や音楽もいっぱい!と思い出させてくれた「やたらオシャレくん」

「風の時代」だから自由に働きましょう、と教えてくれた「キラキラちゃん」

「穏やかちゃん」と老後のお金、何歳まで自分で管理できるか問題を考えた

 

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