昔の同僚たちと、ご飯を食べていた時のこと。
ある人から、「美容院はどこ?」と尋ねられました。
「ジャスミンはいつも素敵な髪型をしてるので、美容師さんを紹介してほしい」、とのこと。
わー、褒められて嬉しい!
さっそく、美容室の場所を告げると、「あ、それは遠いわ」との返事が。
そうなんです。
私は、なじみの美容師さんを追いかけて、毎月、かなり遠くの美容室に通ってます。
●ここにも書きました。お医者さんは変えられたけど、美容師は変えられない●
かかりつけクリニックを変えた理由ーこれからは「近所」が大切!だけど・・・
飛行機で美容室通いする友人
しかし、上には上がいた!
私たちが、「確かに、◯◯は、ちょっと遠いよね」なんて会話をしていると、
離れた席に座っていた別の友人が、会話に飛び込んできて、
「私は、□□にある美容室に、飛行機で通ってるよ」と言うではありませんか!
まじで!?
□□は、東京から遠く離れた地方都市。
さすがに毎月ではないそうですが、それでも3ヶ月に一度、髪型のためだけに、
飛行機に乗ってるとは驚きです。
理由を聞いてみると、私とほぼ同じで、違うのは距離だけ。
お気に入りの美容師さんが、ふるさとで開業したので、追いかけていったそう。
(念の為、美容師さんも友人も女性です)
おばさんだって、髪型にこだわりたい
友人は「セレブでもないのに、やりすぎだよね(笑)」と自嘲しつつ、
営業職時代に、出張で国内を飛び回っていたから、日帰りで飛行機往復するのは苦にならないし、
「それに、『このクセ毛を、納得いく髪型にできるのは、あの美容師だけ』って思ちゃうのよ」とのこと。
その気持ちは、よく分かる。
自分も、「私のような地味なおばさんは、2000円の交通費をかけてまで、
美容師にこだわる必要ないのでは?」と思いながらも、美容師を変えて、失敗するのが怖い。
飛行機代は、電車賃とはケタが違うけど、確かに彼女のヘアスタイルは魅力的だし、
私と違って、今後もバリバリ稼ぐでしょうから、好きなように使えばいいと思う。
FIREに必要なのは、高収入ではない
私たちは、「こんなんだから、いつまでもリタイアできないんだよねぇ」と大笑い。
外資系のお給料は高めなので、支出をコントロールして、投資を行えば、FIREも可能かもしれない。
▷ 関連記事:外資系企業の年収はなぜ高いのか?ー外資には「あのイライラ」が少ない?
しかし、こんなふうに無駄遣いしちゃう人が多いからか、FIREしたという話は、あまり聞きません。
私だって、もっと昔から、お金と向き合っていればなぁ。
▷ 関連記事:お金を貯めたいなら休みなさいー10年前の資金計画表がめちゃくちゃだった
いや、今からでも、美容室に近所に変えるなど、もっと節約すれば、
フリーランスをせず、フルリタイアできるのかもしれない・・・。
私たちはまるで、「FIREに必要なのは、高収入ではなく、節約力」だと、
体を張って証明しているようです。
ファンを作った個人事業主は強い
それにしても。
遠くで開業しても、飛行機でお客さんを呼べる美容師さんって、すごいですよね!
彼女は「自分はくせ毛だから」というけど、そこまで扱いづらいようには見えないし、
都内で同じ実力を持った美容師を見つけることは、可能でしょう。
しかし、話はそう単純ではない。
友人はすっかり、その美容師さんのファンになっているので、
いくら同じ腕があっても、他の人ではダメなのよね。
これは、フリーランスになった私には、非常に刺さる話でした。
大手でなくても、立地が悪くても、ファンを作れれば、ビジネスは可能なんだな・・・。
「ぜひジャスミンさんに頼みたい!」と指名してもらえることや、
ましてや、ファンになってもらうだなんて、何年経っても、私には難しいでしょう。
それでも、「ジャスミンは頑張ってるし、なにかあれば、声をかけるよ」
くらいの応援をもらえるように、頑張っていこうと思ったのでした。
●フリーランスになってから、個人事業主さんを、さらに尊敬●
稼ぎ方も使い方も十人十色