最近、周りの風景が、今までと違って見えます。
老眼がさらに進行した・・・わけではなくて(それもあるけど)、
「本物の独立」を目指し始めたら、
近所の小さな会社やお店が、これまでと違って見えるようになった。
たとえば郵便受けに入ってる、清掃や水道修理の会社のチラシ。
これまでは何も考えず、いやむしろ「チラシは入れないでほしい」なんて、
ネガティブなことを考えながら、再生紙用の箱にポイ、っとしてたけど、今は違う。
今は「ロゴや、チラシのレイアウトは、どうやって決めたの?
ポスティングって、自分でやってるの?それとも外注してるの?
個人か零細の経営でしょうに、立派に商売をやってて、すごい」と尊敬。
他には、近所の古いスナックなんかも。
これまでは気に留めたことがなかったけど、今では大尊敬の対象。
「お客さんを楽しませたり、困った酔客の相手をするだけじゃなくって、
権利金を用意して、家賃を払って、仕入れや売上の管理や、税金の申告をして、
ときどきお店の修繕をしながら、ずっとお店を続けるなんて、立派だっ!」
と、感慨深く、見つめています。
私はと言えば・・・
フリーランスと名乗っているけど、実態は、雇われてる人と、さほど変わらない。
元請の人が取ってきた仕事を分けてもらってるだけだから、
報酬は低いけど、「経営」の苦労は無い。
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ただその分、想像以上に自由度が低くて、
今のままでは、「セミリタイア」と呼べるような働き方ができない。
そこで、直接受注、つまり本物の独立を目指して、準備中です。
● 経緯はこちら●
ところがねー、これがねー、想像以上に大変で。
ロゴや名刺をなんかは、発注すれだけと思ってたけど、甘かった。
先日は、デザイナーさんに、屋号に込められた思いや、事業の理念を聞かれて困った。
まさか、成り行きでセミリタイアして、なんとなくフリーランスを選んで、
屋号はChatGPTに考えてもらいました、なんてことは言えないもの。
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名刺も、どんな項目を載せて、どんなレイアウトにするか、自分で決めなきゃいけない。
会社員時代は、部下ちゃんやアドミに、お願いするだけで済んだのに。
もちろん、自分で自由にデザインできるのは楽しいけど、
決めなきゃいけないことが多すぎて、気が遠くなります。
そして、準備をしていると必ず、こんな不安が心をよぎる。
「どんなきれいなHPや名刺を作ったって、結局、上手くいかないんじゃないか?」
HPなんて誰も見ないんじゃないか?
発注なんて、一件もできないんじゃないか?
運良くそこまで行っても、私が満足なサービスを提供できないんじゃないか?
そんな不安いっぱいの、独立準備です。
だからね、最近は、同じスナックの入り口を見ても、捉え方が全く違います。
以前の私は・・・古い=寂れてる、イケてない
今の私は・・・古い=それだけ長くビジネスが継続してる、素晴らしい!
と、視点が変わりました。
私が独立したところで、世界は何も変わらない。
水道屋さんのチラシも、スナックも、ずっと前からそこにあったもの。
だけど、自分の中で価値の転換が起こって、私の見方が変わったら、
それは、(私にとっては)全く違ったものになりました。
そういう意味では、世界を変えるって、自分一人でできることなのかもしれないね。
しかも、「せっかく仕事始めたし、名刺でも作るかー」みたいな、簡単なことで。
・・・なーんて。
私は、すぐ、卑近なことを大げさに言うよね。
毎度、現実逃避すみません。
独立準備に疲れたら、勇気を出して、近所のスナックに行ってみようかな?
お酒は全く飲めないけど、ママさんとの会話で、個人ビジネスのヒントが、見つかるかも・・・?
50代にしてスナックデビューか?