管理職も会社も辞めました日記

管理職を辞めたいけど、今後の生活が心配・・。そんな気持ちを綴るうち、セミリタイアしちゃいました。が!現在はフリーランスとして、セミリタイアとは言えないほど、働いちゃってます。旧タイトルは「管理職やめたいです日記」

「自己PR」や「業績」を簡単に書く方法ーいちばん大変だった日を思い出そう

前回は、「職務経歴書の手直しに時間がかかった話」を書きました。

▷ 気がつけば2件に応募!ー再就職活動、なりゆきで始動?

 

久しぶりの求職活動に、少々手間取ったけど、

それでも、職務経歴書を書くのは、割と速いほうだと思います。

なんせ、何度も転職していますからね・・・(遠い目)。

転職人生 カテゴリーの記事一覧

 

そこで今回は、私がいつも使ってる

職務経歴書の中に書ける「業績」や「自己PR」の見つけ方

をご紹介します!

 

「私は総務(人事、秘書、経理などなど)だから、業績がアピールしにくいよ。

営業は、『売上○件達成!』とか書けて羨ましいなぁ」

そう感じてる方も多いかと思います。

 

しかし、これからご紹介する方法は、おそらくどの職種でも使える方法で、

転職以外に、社内の業績評価を書く時にも役立ちます。

 

何度も辞めてる人の話なんて、説得力が無い、って思われちゃうかもだけど、

何回も辞めてるってことは、何回も採用されてる、ってことでもあるんですよ

(ものは言いよう)。

 

それに、この方法は今まで、何人もの部下・同僚に教えてきて、その度に喜ばれます。

だからこの記事も、みなさまのヒントになるかも?と思って、書いてみます。

 

 

アピールできる業績が無い!?

職務経歴書や、業績評価を書く際に、いちばん苦労するところ、

それはやっぱり「業績」や「達成」の自己評価、ですよね。

 

多くの同僚や部下から、「私にはアピールできる業績なんてない(泣)」

という嘆きを聞いてきましたし、私自身も、以前はそう思ってました。

 

しかしご安心ください!(ちょっといかがわしい?)

誰でも簡単に、「達成したこと」「業績」「自己PR」を見つける方法があります。

 

いちばん大変だった日を覚えてますか?

結論から言っちゃいます。

みなさんの業績は、いちばん大変だった日にあります。

 

今の仕事で、またはこの年度で、いちばん大変だった日を思い出してください。

  • どんなトラブルがあった?
  • どうやって解決した?
  • または、解決しなくても、どんな学びがあった?

 

すごく大変だった日に得たもの、それを業績として書けばいいのです。

 

たとえば、私だったらこんな感じ。

私が辞めるきっかけとなった、協業決裂の危機を、どうにか回避した話は・・・

▷ 「パートナー、協業やめるってよ」で退職決意にダメ押し

▷ お酒飲めない+スイーツ食べない、けど一人お疲れ様会やりたい

 

「方向性の違いから、解消寸前だった大口パートナー契約を、

粘り強い交渉で、更新することに成功」と書く。

 

土曜の早朝に担当外の仕事が回ってきて、ムカついた話だって・・・

▷ 土曜の早朝に担当外の仕事【もうすぐ辞めるのに】ー被害者意識は体に悪かった

 

「○○は担当外の業務であったが、緊急と判断して対応。

予期せぬ事態にも、気持ちを切り替えて冷静に対応することができる」

って書いちゃう。

 

こんな風に、大変な日の仕事に、「業績」が見つかるのです。

 

いちばん大変だった出来事に、数字を入れよう

あ、いま、こんな悲鳴が聞こえてきました。

「そんなの、ジャスミンさんは半営業だから書きやすいですよね。

私は裏方だから、そういう業績が無いんです!」って。

 

これは昔、自分のグループアシスタントに言われた言葉。

でも、少し話したら、彼女にも、ちゃんと「大変だった日の業績」があった。

 

その年、各国の社長(カントリーマネージャー)連中が気まぐれを起こして、

急にJapanでAPAC(Asia-Pacific)ミーティングをやると言い出しました。

 

被害に遭ったのは、そのアシスタントちゃん。

突然、手配を振られて、ホテルや、会場の予約、ビーガン対応ケータリングなど、

めちゃくちゃ大変でした。

 

彼女は正直、「上の連中、◯ね」ってくらい、殺気立ってたけど、

すごく頑張って、ミーティングを成功させた。

 

これを業績と呼ばずしてなんと呼ぶ?

だけど、彼女自身はこれを「業績」と気づいてなかったのよねぇ。

 

付け加えると、

「大変だった日の業績」、数字を入れると、よりそれっぽくなります。

 

アシスタントちゃんの場合は、

カ国から25名来日した国際会議の手配を、2週間で完了」とか

「1万円の予算内に収めつつ、『いままでのケータリングの中でいちばん美味しい』と好評をいただきました」とかね。

 

上に書いた私の例も、

「大口の契約」ではなく、「年間○億円の契約」とした方が、

より「業績」っぽくなるね。

 

最悪の事態を乗り切ったのは誰か?私だ!

「いちばん大変だった日」には、もう思い出したくもないくらい、

最悪の事態もあるかもですね。

 

あえて汚い言葉を使いますが・・・

クソみたいな客が、クソみたいな上司と一緒になって、俺に文句を言ってきた日、

とかさ。

 

だけど、そんなモンスターなお客を、どうにか帰らせたのは、あなたの「達成」

「接客の経験が豊富。

上司でも手に負えない、難しいお客様に、丁寧に状況を説明し、事態を収拾」

と、書けばいい。

 

「モンスター客は納得してなかったし・・」なんて、思う必要はありません。

どうにか帰らせたことだって、立派な結果なんだから。

 

私のアシスタントが、あの偉業を思い出せなかったのは、

あの出来事を、「上が最悪の仕事を振ってきた事件」としか、認識してなかったからです。

「自分が頑張った部分」が、記憶から抜けちゃってるなんて、もったいない!

 

「うちの上ってサイアクー」って愚痴って終わりにするのではなく、

「自分は何をどう頑張ったのか?」という視点で、

いちばん大変だった日を、見直してみてほしいです。

 

するとあら不思議。

「サイアクの日」が、「自分が最も能力を発揮した日」に変わります。

 

苦労から「自分のPRポイント」を見つけよう

そこまでできたら、

自分は「どうやって」あの事態を収拾したのか?と考えてみます。

 

なぜなら、「どうやって?HOW?」の中に、

自分の得意、つまりアピールポイントが見つかるから。

 

たとえば、私が「どうやって」協業解消を回避したかというと、

先方の担当者さんと、よい関係が築けてたから

こまめに連絡をとり、先方がやるような仕事も、私がやったりとか、

反対にすごく助けて頂いたこともたくさん。

 

これは、「緊密なコミュニケーションで、関係先と信頼関係を築くのが得意」、

という、自己PRにできちゃいます。

 

さっきのアシスタントちゃんの例で言うと、

彼女が、限られた時間の中で、ホテルやケータリングの情報を調べ、

焦らず冷静に対応したことが、「どうやって?」にあたるので・・・

 

「タイムプレッシャーの中でも、業務を遂行できる」とか、

「短時間で、情報収集することが得意」という、自己PRが書けますね。

 

苦労を突き詰めると、得意が見つかる。

「職務経歴書や、業績評価に書くことが無い!」と行き詰まった時には、

このことを思い出していただきたいです。

 

他人を褒めるように、自分を褒めよう

しかしこう書くと・・・

「自分のこんな小さな出来事を、『達成』と言うのは気が引けます」

という、謙虚な方の声が聞こえてきます。

 

分かります。

「自分がやったことは当たり前、普通のこと。それを業績と呼ぶなんて」

って、謙遜しそうになりますね。

 

しかしご安心ください!(2回目)

こんな時に使える、とっておきの技があります。

それは「自分の業績は、他人を褒めるように書く」、これです。

 

あなたの「いちばん大変だった日の苦労」が、もし好きな人から聞いた話なら?

「頑張ったね。それを解決できたのは、あなたが◯◯して、解決したからだよね」

って、冷静に、良いところを見つけられません?

 

業績を他人のものと仮定することで、客観的になり、無用な謙遜を排除できます。

 

常識のある、きちんとした人ほど、自分の業績をアピールすることに抵抗があるかも。

だけど、職務経歴書では、何かアピールしなきゃいけないし、

業績評価も、白紙では出せない。

大好きな人を褒めると思って、要らない「照れ」を撃退しましょう。

 

面接では「ストーリー」が喜ばれる

CV

最後にもう一つだけ「大変だった日の業績」方式のメリットを。

この方式は、面接で、具体的なエピソードトークをするのにも役立ちます。

 

小説、映画、アニメやドラマ・・・人間は「物語」が好きです。

だから面接では、単にセールスポイントを連呼するよりも、

具体的な苦労話を語る方が、説得力が爆増します。

 

この方式では、自分の業績を「実際に大変だった日の記憶」を元に作るから、

自然と、業績を裏付けるストーリーを語れる。

 

新卒の就活を思い出してください。

部活とか、ボランティアで得た経験を、面接官に話しませんでしたか?

あれも同じこと。

ストーリーを通して、自分を理解してもらえるのです。

 

というわけで、

「いちばん大変だった日」から、自分のアピールポイントを探す方法は、

面接対策としてもオススメです。

 

あ、でも、自己陶酔して自分語りしちゃダメですよ。

そういう方、ときどき面接にいらっしゃいますけど(笑)。

 

いちばん大変だった日が、あなたを救う日が来る

あー、なんか久しぶりに、管理職っぽいこと書いちゃった。

これも、ちょこっと求職活動をした副反応ね。

 

過去に、自分の欠点が私をFIREさせてくれた、なんて話を書きました。

▷ 地味、独身、そんな欠点が全部強みになりましたーあえて「FIRE達成」と言ってみる

 

「いちばん苦労した日の業績」も同じだと思うのですよ。

「クソみたいな客が、クソみたいな上司と一緒になって、俺に文句を言ってきた日」

の苦労から、自己PRを見つけられて、それで転職や昇進に成功したら、

「わーい!あのクソみたいな日があってよかった」ってことになりません?

 

・・・なんて、世の中そんなに甘くないのかな?

私は、「人生に無駄は無い」って信じてるんだけど・・・。

 

人生に無駄は無い(1)

人生に無駄は無いーブラック企業で一生の親友ができた

人生に無駄は無い(2)

管理職は辛かったけど、あそこからしか見えない景色があったー人生に無駄は無い(2)

 

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