管理職も会社も辞めました日記

管理職を辞めたいけど、今後の生活が心配・・。そんな気持ちを綴るうち、セミリタイアしちゃいました。が!現在はフリーランスとして、セミリタイアとは言えないほど、働いちゃってます。旧タイトルは「管理職やめたいです日記」

我慢は報われるか?ーセミリタイアした私が諦めたのは、高齢者用住宅?

神田川クルーズに参加しました。

この前の、日本橋クルーズ(45分)がとっても楽しかったので、

こんどは倍の長さの、神田川クルーズ周遊90分コースです。

▷ 念願が叶ったのに襲ってきた虚無感、それを解消してくれた日本橋クルーズ

 

お茶の水駅から神田川を見下ろす度に、「川の方から、景色を見てみたい」と思ってました。

ついに実現できて嬉しいな!

 

・・・でも、この記事で書きたいのは、神田川クルーズの楽しさではなくてね、

「健康な成人が、平日の昼間に、川遊びしてていいのか?」ってこと、というか・・。

 

・・・いやちょっと違うな。

正確には、「我慢はちゃんと報われるのか?」とか、

「会社勤めから逃げた私は、老後に後悔するのか?」とか、

そんなことを、クルーズしながら考えたので、それを書きたいと思います。

 

 

平日の昼間から遊んでる人は少ない

答えの出なさそうな問いはさておき。

神田川クルーズのコースはこちらです(公式からお借りしました)。

kandarivercruisecourse

 

江戸城の石垣や、関東大震災、東京大空襲の爪あと、

現在の東京都が整備してるインフラなどを、ぐるりと見ることができます。

お茶の水では、穴から飛び出してくる地下鉄・丸の内線も見えるから、鉄道ファンにもおススメです!

 

こんなに楽しいコースだけど、平日の午後のコースはガラガラでした。

土日だった日本橋クルーズは満席だったのに。

やっぱり、平日の昼間から遊んでいる人は少ないのね。

 

この時間で稼げるはずのお金があった

highway

出発点の日本橋にて、首都高を下から見上げたところ

多くの方は、この時間、働いてお金を稼いでるんですよね。

私も、あの会社を続けていたり、もしくは、すぐに再就職したりすれば、

お金が増えていたはずで・・

それによって、老後の蓄えや、日々の生活に余裕が出てたはずで・・・。

 

そうよねぇ・・。

このクルーズの時間を、稼ぐために使うこともできたのよねぇ。

 

「介護付き高齢者住宅にはまだ足りない」という一言

せっかくのクルーズ中に、なんでまた、お金のことなんて考えてたかというと、

友人に言われた、ある一言を思い出したからです。

 

その人は、人間関係によるストレスがひどくて、さまざまな不調に悩まされてます。

先日会った時に、あまりにも辛そうだったので、こう言いました。

「退職を考えてみたら?私と一緒に、セミリタイア生活を楽しもうよ。

お金なら、もう大丈夫でしょ?」って。

 

彼女は同世代の独身仲間。

私なんかと違って、新卒以来ずっと同じ会社に勤めてます

だから今辞めても、退職金だって、年金だって、それなりに見込めるだろうし・・・。

 

ところが、彼女から返って来た言葉は、

「いや、介護付きのマンションに入りたいから、まだまだ足りないよ。

65歳まで働いても、まだ足りないくらい。

でした。

 

私がセミリタイアで諦めたもの

・・・それな。

介護付き高齢者住宅な。

 

介護付きのマンションとか、有料の老人ホームとかのことですね。

独身の人は、一度は介護付き高齢者住宅のことを考えたことがあると思います。

いや、お子さんがいない方や、お子さんのお世話になりたくない、っていう方も、

やっぱり考えておられるかも。

 

場所やサービスのグレードによって、費用はピンキリでしょうけど、

安心できるところに入居したいと思ったら、多額のお金が必要ですよね。

 

私も、過去に何度も、介護付きマンションのことを考えました。

だけど、セミリタイアする時にそれは諦めた。

 

頑張って定年まで働いたって、手に入れられるかどうか分からないほど高額だし、

なにより、その時の仕事が嫌すぎて、たとえ未来の幸せのためでも、

それ以上我慢することができなかったから。

 

さすがに、全く貯蓄がない状態で辞めたりはしなかったけど、

補助的な仕事をすれば、どうにか生きていかれる、という算段をつけて、

セミリタイアに踏み切りました。

▷ 「今すぐ会社辞めたら?」とファイナンシャルプランナーに言われた日

 

そして、ランニングコスト以外のお金のことは、あえて考えないことにした。

 

「我慢は報われる」と信じられる人、信じられない人

そうです、私はそこで、思考停止してます。

それほどまでに、あの仕事を辞めたかったわけですが、

それ以上にね、「我慢は報われる」ということが、どうにも信じられないんです。

 

友人が、体調を崩しながらも、あの仕事に耐えられるのは、

「いま我慢すれば、安心な老後が手に入る」って、信じられるからだと思う。

 

一方の私は、

どんなに我慢したって、10年後に、同じ再雇用や、退職金制度がある保証は無いじゃん。」って疑ってしまう。

我慢が報われる、とは思えない。

 

彼女は、

「まずは60才までの我慢。60になれば、再雇用で仕事が楽になるから。

そこまで行けば、残りはあと5年でしょ。」

って言うんだけど、60才までだって、まだ10年近くあるのよ。

一つの会社に5年以上勤めたことのない私には、永遠に思えます・・。

 

忍耐力か、「逃げる力」か、得意技が違う

これが、堅実に生きてきた人と、フラフラしてきた私との違いですね。

今もこうして、神田川に浮かんでフラフラと。

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工事中の御茶ノ水駅を見上げる

そして船は、御茶ノ水駅の下まで来ましたよ。

そうそう、この風景が見てみたかったのよ、満足満足。

 

・・・んなことを平日に言ってる私は、老後に後悔するのかなぁ?

将来、「50代の時に仕事を辞めたりしなければ・・」って泣きながら、

暖かい高齢者住宅に住む友達をうらやむのだろうか?

 

そうなったとしても仕方がないですね。

彼女と私では、生きるために使う得意技が違うんだから、おのずと人生も違ってくる。

彼女は忍耐力が、私は「逃げる力」を使って生きてるんでしょうね。

▷ FIRE・セミリタイアに必要なのは「逃げる力」ーやりたくないことを避ける努力

 

神田川クルーズの公式HP

最後に、神田川クルーズの情報です!


 

神田川って、手堀りなんですよねぇ。

手堀りなんていうと、手彫りの印鑑みたいだけど、

つまり、重機のない時代に造られた、人工河川なんですよね。

その上を、現代の地下鉄が走ってるって考えると、不思議な気持ちになります。

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丸の内線と総武線?中央線?

このクルーズでは、島津家の家紋入りの石垣が見られたり、

現在は、都が、防災対策として神田川を整備してることが学べたりします。

東京は、400年かけて、こつこつ造ってきた街なんですね。

ローマも東京も、一日にしてならず!

 

私はあと何年、東京の変化を見られるんだろうか?

yamekanri.com

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