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無職になったけど、一ヶ月55,000円の収入があったよー、というお話の続きです。
前回は、買い物無しのポイ活で16,500円を作った方法でした。
▷ 無職だけど、無収入じゃない(1)ー買い物無しのポイ活で稼ぐ編
残り38,500円を作った方法、それは「断捨離」です!
今回は、単に不用品を処分したというよりも、
思い出の品をスッパリ手放して、会社員時代に別れを告げた感じ。
心がスッキリして、それでお金までもらえるなんて嬉しいわ。
「やったー!」と期待以上の査定だったものもあれば、
「こんなに安いの?」とガッカリしたものもありました。
- メルカリの送料で痛感した、「コストと利益」
- ブランディアの査定で思い知った、「需要と供給」
- 腕時計の査定で分かった、「ブランドの価値」
- 相見積もりを取らず、店舗買取にこだわった理由
- 会社の看板を外して初めて、分かることがある
メルカリの送料で痛感した、「コストと利益」
不用品の処分と言えば、まずはフリマアプリ。
先月のメルカリの売上は、約5,300円でした。
販売価格の合計はもっと多いんです。
だけど、手数料と送料を引いたら、思ったよりも減っちゃった。
特に先月は、かさばる物が売れたんですね。
値引き無しで売れて「やったー!」と喜んでいたのに、大きい物の送料って、思った以上に高いのね・・。
退職前に、初めてメルカリに出品した時は、小さく畳める洋服だから、送料が安かったのかー。
▷ メルカリに初めて出品してみたー給与じゃないお金を稼ぐ練習
いやー、会社員として、何十年もビジネスしてきたくせに、コストの重要性を分かってなかったとは!
食費の反省と同じだなぁ、売上にフォーカスし過ぎでした。
▷ 節約の本質が、無職になってようやく分かったー7万円だった食費は今
これからはもっと、利益のことを考えなくちゃ。
売れたのは、出張で買った海外製品や、企業のノベルティグッズ。
会社員時代の思い出が、無職の生活費に変わって感慨深いです・・。
ブランディアの査定で思い知った、「需要と供給」
お次の断捨離は、夏のワンピースです。
急遽パーティに出席することになって買ったけど、その後コロナになって、出番が無かった。
友達と会う時に着るかなぁ、なんて考えて、売らずに持ってたけど、
ドレスを着るようなおしゃれな会食、セミリタイアの身では、機会がないわ。
そこで、ブランディアに買い取ってもらうことにしました。
元の値段は、確か7万円くらい、1、2回しか着ておらず、クリーニング済み。
そんな「ほぼ新品」のドレスの査定額は・・・200円でした。
え・・・? 2,000円の間違いじゃ?って二度見しましたね。
なんでこんな安い査定なのー!?
・・・これはおそらく「需要と供給」の問題でしょう。
私が、ドレスを着なくなったのは、セミリタイア以前に、コロナがあったから。
そう、コロナのせいで、みんなも、会食の機会が減ってて、ワンピースの需要は無いんだね、きっと。
査定を取り下げて、メルカリに出したら、もうちょっとマシな値で売れるかしら?
とも考えたけど、写真撮ったり、サイズ測ったりが面倒。
そのままブランディアに引き取ってもらいました。
手間が無いのが、ブランディア買取の良いところ。
需要が無いのは、フリマでもきっと一緒だから、買い取ってもらえるだけありがたいわ。
それに、このワンピースを処分することで、また一つ「会社員時代の思い出」が整理できる。
退職したら、お給料以外にも、パーティや出張など、「経験の機会」を失います。
▷ 退職で失うお給料以外のもの9選ーそれでも決意に変わりなし
それを覚悟して、セミリタイアを決めたんだから、断捨離して、前に進まないとね。
腕時計の査定で分かった、「ブランドの価値」
最後の断捨離は、いちばん勇気がいりました。
だけどいちばん、大きな収入になった。
思い出の腕時計が、33,000円で売れました。
これまでも、ちょっとした時計なら、ネットオフに買い取ってもらってたけど、
この腕時計だけはどうしても売れなかった。
初めて管理職になった時の記念に買った、腕時計だから。
▷ 最も成功した投資は「管理職になったこと」?ーまた一つ矛盾に気づいた日
今はちょっと流行遅れ、だから、ぜんぜん使ってません。
それでも、愛着があって、ずっと売れなかった・・・。
努力が報われて、昇進したよ!、これから管理職として頑張るよ!
そんな、私の汗と涙が染み付いてる。
・・・だけど、思い切って手放すことにしました!
だって、その管理職が嫌で嫌で嫌で、セミリタイアしたんだもん。
だったら、管理職になった記念も、思い切って手放した方が、新しい人生を切り拓ける気がする!
その思い出の時計が、33,000円になりました。
日本では流行遅れでも、海外ではまだ人気があるんだって。
やっぱり、ブランドものはリセールバリューが高いんだなぁ。
時計の機能という品質だけではない、ブランドの価値を実感したわ。
相見積もりを取らず、店舗買取にこだわった理由
思い出の時計は、超高級ではありませんが、自分の中ではいちばんのブランドもの。
だから、ネットオフや、ブランディアのような総合買取ではなく、時計に力を入れてるところに査定を申し込みました。
「○○(時計のブランド名)買取専門」で検索して、近くに持ち込める店舗がある業者さんを選びました。
宅配買取ではなく、店舗持ち込みにしたのは、保証書に名前が記載されてるから。
保証書の個人情報をちゃんと消してもらえるか、対面で確認したかったのです。
まずはLINEで概算を出してもらうと、33,000円との回答。
良くて2,000円くらいと思っていたので、喜んで、その日に持ち込みました。
対面でも査定は変わらず、保証書の名前もしっかり消してくれました。
それから、相見積もりは取りませんでした。
目的は、高く買い取ってもらうことではなく、心重視の断捨離だから。
自分の気が変わらないうちに、一刻も早く手放したかったから、複数の業者を比較する時間を省略しました。
会社の看板を外して初めて、分かることがある
以上が、「会社員の思い出断捨離」で作った、38,500円の内訳でした。
買い物なしのポイ活で作った、16,500円と合わせて、先月の収入は55,000円
これは、心豊かなセミリタイアライフの資金として、大切に使いたいと思います。
それにしても、こうして個人で物を売ることって、とーっても勉強になりますね。
「コストと利益」「需要と供給」「ブランディング」、どれも会社員時代に、さんざん口にしてきた言葉。
長年、売上と経営管理に携わり、偉そうに会議で発言してたけど、ビジネスの本質を、ちっとも理解してなかったのかも。
ホリエモンをはじめとする、インフルエンサーが、起業や副業を推す理由が、少し分かった気がします。
会社の看板を外して初めて、肌で分かることがあるんですね。
いろいろ売ってしまったので、家に金目の物は残ってないわ。
ここからいよいよ、無収入生活のスタートか!?
● 投資弱者なので、セミリタイアしても、配当や利子は無いんです・・●