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派遣先の近くに、お気に入りのカフェがあります。
目の前に公園があるので、サンドイッチとコーヒーをテイクアウトして、
よくそこで、ランチを食べています。
公園には、大きな広場があり、平日でも、子供たちが遊んでいる姿を見かける。
その日は、小学校低学年くらいの男の子たちが、 キャッチボールをしていました。
平和だなー、癒されるなー、と思いながら、サンドイッチを頬張っていると、
一人の男の子が、もう一人に「おーい」と呼びかけた。
「おーい。楽しいかー?」
「うん、楽しいよー」
「俺も楽しいよー」
彼らは、そう言いながら、ボールを投げ合っていた。
この光景に、思わずウルっときてしまいました。
何が刺さったのかと思い返してみると、いちばんグッときたのは
「自分と一緒に遊んでいて、楽しいか?」と、友達に尋ねられる、その真っ直ぐさだと思う。
50余年の人生で、心がすっかり汚れてしまった私は、そんなこと聞けないもの。
相手を困惑させてしまうよね、とか、
相手に「もちろん楽しいよ」という答えを強要してるみたいよね、とか、
(相手が異性なら)恋愛感情があると勘違いさせてしまうかも、とか、
あれこれ考えてしまって、
「あなたは今、楽しいですか?私は今、楽しいです」
という、シンプルなメッセージすら、素直に伝えられなくなった。
大人になって、相手に配慮できるようになった、とも言えるんだろうけど、
その代わりに、素直さを失ってしまったなぁ。
・・・そんなことを考えた、ランチタイムでした。
ちなみにこのカフェ、雰囲気や立地が良いだけでなく、
「何このサンドイッチ。美味っ」ってなるくらい、味もちゃんと美味しいんです。
変な上司さんがやってきて、「フルリタイアしちゃおうか」と考える日もあるけれど、
美味しいランチや、心を動かされる光景にも出会えるから、
やっぱり、もうしばらく、仕事を続けようかな。
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失ったのは、素直さだけでなく、お肌のハリもや体力も・・