今日は人間ドックでした。
もうすぐ退職するので、会社から人間ドックの補助が出るのもこれが最後なのよね。
こんな風に、会社員を辞めると失うものが、お給料以外にもいろいろあるのでは・・?
思いつくままに挙げてみます。
- 会社を辞めたら失うもの(1):福利厚生
- 会社を辞めたら失うもの(2):社会保険の会社負担部分
- 会社を辞めたら失うもの(3):研修・教育訓練の機会
- 会社を辞めたら失うもの(4):出張の機会
- 会社を辞めたら失うもの(5):貸与の備品・機器
- 会社を辞めたら失うもの(6):バックオフィスの支援
- 会社を辞めたら失うもの(7):パーティ
- 会社を辞めたら失うもの(8):コミュニケーション
- 会社を辞めたら失うもの(9):会社員という肩書き
- 会社に守られてきたと実感。でも退職の決意は変わらず
会社を辞めたら失うもの(1):福利厚生
人間ドックを受けた本日、特に身に沁みてるのが福利厚生費です。
今の会社は人間ドックの他に、保険適用外の医療費も補助してくれるので、歯科治療の時などすごく助かってます。
退職したら、もうセラミックの歯は選べないかも。
外資系IT企業っぽいところでは、キッチンエリアかな。
お菓子と軽食は山盛り取り放題、飲み物もすべて無料です。
そうだ、ワクチンの職域接種も福利厚生の一種ですね。
コロナのワクチンは無償だけど、インフルエンザの予防接種はやっぱり会社で負担してくれます。
退職したらこれぜーんぶ自分で払うのか・・結構な金額になりそう・・。
会社を辞めたら失うもの(2):社会保険の会社負担部分
次は定番、厚生年金、健康保険、労働保険などの社会保険料。
退職したらこれらの会社負担部分を失うんですね。
厚生年金で無くなるし、健康保険は、任意継続を利用しても保険料が2倍に!
▷ 後日談ー任意継続は退職前の2倍とは限らないことが分かりました。
国民健康保険とどちらがお得か比較したのですが、どちらもかなり高い金額で悲しい・・。
こういうお金の計算をしてると、会社負担のありがたさがよく分かります。
会社を辞めたら失うもの(3):研修・教育訓練の機会
研修や教育訓練の機会を失うことも、残念なことの一つ。
私を育ててくれたのは、これまで働いてきた会社なんだよねぇ。
挨拶の仕方にはじまり、パソコンの使い方、専門知識、英語、業界情報などなど。
仕事ヤダーって思ってきたけど、仕事を通じていろんなことを学ばせてもらったんだな・・。
退職したら勉強なんて不要でしょ?と思いたくなるけど、そうもいかない。
新しいデジタル機器の使い方や情報を知らないと、情弱のお年寄りとして不利益を被りそうです。
学びは一生必要だけど、今後は情報収集も何もかも、ぜんぶ自分でやらなきゃいけないのね・・。
そうそう、ひと昔前は「オフサイトミーティング」と称する宿泊の研修もありましたね。
当時は面倒〜と文句を言ってたけど、今振り返ると良い思い出、ありがたい機会でした。
会社を辞めたら失うもの(4):出張の機会
思い出といえば、出張が無くなるのも寂しい。
コロナのせいで2年前から出張に行かれなくなってますけどね。
初めての海外出張ですごく緊張したこと、各国の人が集まる大変な会議を乗り越えたこと、良い経験させてもらったなぁ。
業務時間外の交流も楽しかった。
アメリカの田舎でボーリングしたり、本社上司の豪邸でバーベキューしたり。
出張では観光とは違った貴重な体験ができたけど、退職後はそれも無くなっちゃうのよね。
そう考えると「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんは退職したら食べ歩きの機会を失いますね。
私の出張なんかより断然大きい損失だ!
会社を辞めたら失うもの(5):貸与の備品・機器
忘れちゃいけないのが会社の設備や備品。
最新のiPhone とSurface、モニタは一人2台、使いやすい机と椅子、筆記用具・・
今は当たり前にように使っている備品も、退職したら自分で揃えることになる。
退職後の働き方として、フリーランスも選択肢に入れていますが、そうなったら机を買わなきゃかなぁ。
在宅勤務できないのは辛いけど、出社すると「会社の机って使いやすーい」と感動してしまいます。
自分で買ったら高そうだなぁ。
このままダイニングのテーブルでいいかしら。
会社を辞めたら失うもの(6):バックオフィスの支援
会社は備品を貸してくれるだけじゃない、バックオフィスのサポートまでつけてくれます。
ITは機器を設置してネットワークに繋げてくれるし、不具合は直してくれる。
総務の人は常に事務用品をやカフェテリアのお菓子を補充してくれる。
(2)で社会保険料の自己負担額に衝撃を受けたことも、いかに会社にお世話になってきたかの良い例ですね。
いままで健康保険の額に無自覚で来られたのは、人事の人が計算して、経理の人が納付してくれてたからだからですね。
バックオフィスのみなさん、本当にありがとうございます。
会社を辞めたら失うもの(7):パーティ
この前クローゼットを整理していてふと思いました。
フォーマルなワンピースやスーツはもう着る機会が無いんだなぁ、って。
クリスマスシーズンのホリデーパーティや、年度はじめのキックオフパーティ、創業○周年、売り上げ達成記念などなど。
ああいう華やかな機会があったのもありがたいことでした。
パーティで社長や役員のご家族に会うのは楽しかったなぁ。
こんな地味な私でも、華やかなイベントがいっさい無くなると思うと少し寂しいです。
会社を辞めたら失うもの(8):コミュニケーション
独身で家族とも縁が薄い私は、退職したら完全に孤独になります。
●この記事でも書きました●
早期退職できる理由は「独身」、できない理由もまた「独身」 - 管理職辞めたいです日記
寂しさもさることながら、情報がまったく入ってこなくなることも恐ろしいです。
面白いドラマや便利なアプリ、みんな職場の若い人が雑談で教えてくれたものだもん。
退職後しばらくのんびりしたらまた働くつもりですが、それでもいつかは仕事をしなくなる。
歳をとればとるほど、友達が大切になりますね。
退職後は幅広い年代の知り合えるコミュニティを見つけたいなぁ。
会社を辞めたら失うもの(9):会社員という肩書き
肩書きは捨てる!なんて勇ましい記事を書きましたが、この時イメージしてたのは役職名。
退職したら会社員という肩書きも失うんですね。
「職業:会社員」は、「社会のマジョリティに属してる感」を最大限に出せるパワーワード。
それ無くなるとちょっとした喪失感を味わいそうです。
まあ、私のような50代のおばさんが「無職」と言ってもなんの違和感もないかな。
会社に守られてきたと実感。でも退職の決意は変わらず
ちょっと考えただけでも、退職で失うものがこれだけありました。
イヤだ辞めたい!ばかり思っていたけど、ずっと会社に守られてきたのね。
退職後の健康保険の額を知った時には「やばい!早まったか!?」と思ったけどそれも一瞬。
たくさんの思い出や福利厚生、組織というものの保護に感謝しつつ、やっぱりいったんは正社員を辞めてみます。
辞めた後「ああ会社って有難かったんだ〜」ってもっと思うんでしょうねぇ。
怖いような、楽しみなような。