退職を考えるとき、誰もが悩むであろう「国保か?任意継続か?」問題。
「健康保険料はいったいいくらになるのー?」と調べていて気付いたことがあります。
あれ?健保の任意継続がいつでも止められるようになってる!
必ずかかる、しかも節約しにくい「健康保険料」
セミリタイアを考えた時、いちばん不安だったのはやっぱりお金のこと。
そして、必ずかかるお金の一つが健康保険料。
しかも食費や被服費と違って、健康保険料は自分で自由に決められないですよね。
国に決められた制度だから、「今月がんばって健保代節約するぞー」なんてできないもんね。
唯一自分でコントロールできるのが「国民健康保険にするか、いまの健保を任意継続するか?の選択」
だけでした。
そして私が退職を決意した2021年の冬の時点では、
任意継続は「「原則2年間は資格喪失が出来ず、保険料も原則2年間変わらない。」
という制度だったのに。
その直後に法律が変わっていたんです。
法改正で、任意継続の「2年縛り」が無くなってた
自分の健康保険料試算が本当は正しいのか?
それを確かめたくて、あらためて健康保険組合のホームページを見たろところ、こんな文字を発見!
任意継続の喪失事由(中略)
喪失希望を保険者に申出をし、申出が受理された日の翌月1日が到来したとき(追加)
(追加)って!?
調べたら、2022年の1月に健康保険法が変わってました。
任意継続はいつでも(※)やめられるように制度が変わっていたんです。
※正確には、申請が受理されたら即、ではなくその月の終わりまでは止められない
こちらの社労士事務所さんのサイトが分かりやすかったです。
2022年1月施行の健康保険法改正で、任意継続被保険者制度は本人の希望により資格喪失できるようになります。つまり、辞めたいときに自分から辞められるようになります。
制度は変わる、情報は常に収集せねば
これは嬉しい。
携帯電話の2年縛りも、最近無くなりましたが、健保任意継続の2年縛りも、いつのまにか廃止になってたのね。
常に情報収集が必要なんだなぁ。
退職後については考えることがいっぱいで、一つ結論を出したらそのままにしがち。
お金のことだけでなく、今後の仕事、人間関係、頭がパンクしそうです。
一つタスクをクリアしたら、それはそのままにして次のタスクに移りたくなるのは仕方ない。
だけど、法律や制度は変わるもの。
お金のように大切なことは、まめに調べて常にアップデートしておこう
そう思った出来事でした。
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