少しずつ「仕事離れ」「脱・社畜マインド」の練習をし始めた私。
それでもまだ、「トラブルがあったら退職させてもらえないのでは?」という恐怖が襲ってきます。
「こんな被害妄想、早く断ち切りたいな」と思っていたところ、
櫻木ゆめのさんのブログで、「縁切榎」を知りました。
男女の縁や断酒だけでなく、嫌な人間関係、ネガティブな思い癖、反省すべき生活習慣その他、何でも切ってくれます。
すごい!ネガティブな思い癖を切ってくれるんだ!
会社を辞める権利があるのに、「辞められないのでは?」と思ってしまうこの妄想。
ぜひ断ち切っていただきたい!とお参りしてきました。
「会社との縁切り」は、ポジティブな言葉で
縁切榎さまに到着するやいなや、
「責任を取らされるだけの管理職も、部下のケンカの仲裁も、もうやってらんない!
今すぐ縁を切ってください!」・・と叫びそうになりましたが・・ぐっと我慢。
呪うような言葉はNGと、ゆめのさんの記事で教えていただいてましたので、
こうお祈りしました。
「私より優秀で、適性のある後任が定着しますように」
「もう協業が炎上せず、両社ますます繁栄しますように」
「〇〇社のみんなが、心安らかに働けますように」
ポジティブな祈りで突如「いい人」に?
それだけで、心が落ち着きました。
この仕事が辛いのは、誰かのせいではないのよね、私に合わなくなったっただけよね。
これまで何年も、お給料や人との交流、学ぶ機会を頂いてきたことに気づけた。
そのことに感謝し、笑顔で卒業しよう、と思えた。
あれ?私、なんだか急にいい人になった?
そうか、だからポジティブな言葉で祈らなきゃいけないんだ・・。
祈りの言葉って、自分に染み込んでいくからなんですねぇ。
心の中で唱えるから、聞いているのは自分(と縁切榎さま)だけだもんね。
恨みや呪いがNGなのは、「自分を」怒らせるから?
誰かの幸せを祈れば、自分の心が安らかになる。
反対に、誰かを呪えば、最後は自分を傷つけることになる。
なぜって
あの時、会社への恨みつらみを唱えていたら・・・
↓
私の怒りや不満は収まらないまま
↓
ストレスは溜まったまま
↓
それで健康を害したり、人とトラブルを起こしたり・・・
呪いの言葉で、結果的に自分が不幸になるのは、「自分で自分を怒らせる」から。
迷信じゃなくてこういうロジックなんじゃないかな?
退職が怖くってもいいじゃない
縁切榎があるのは、板橋本町の、旧中山道沿いです。
せっかくなので散策してみました。
縁切榎は、江戸時代の地図(五街道分間延絵図)にも載ってるみたい。
それだけ霊験あらたかってことよね〜。
私の「何かあったら退職させてもらえない」って妄想も、早く断ち切ってください〜、
と願いながら歩くうちにふと思った。
「妄想や恐れがあってもいいじゃない」って。
今回の退職はいままでのように転職ではなく、セミリタイアです。
収入が大きく下がるし、最悪の場合、生活が困窮するかもしれない。
そんな大きな決断をするのに、恐れや不安はあって当然なのかも・・?
自分の弱さを受け入れたら楽になった
セミリタイアに対して、100%ハッピーな気持ちになるはずって思ってた。
だってあの会社を辞められるんだよ?
これからは管理職じゃない仕事ができるんだよ?
それなのに、「辞められないかも?」って妄想する自分は異常って思ってたけど、
人生の岐路に立ってる時は、ちょっと異常になってもいいのかも・・??
人は、特に私は、やっぱり変化に弱い。
自分が望んだものであっても、変化は変化だから、それを恐れる気持ちがあってもいい!
「怯えてもいい、妄想していい」って自分の弱さを受け入れたら、すごく楽になりました。
これも縁切榎のご利益かも?
いやきっとそう。
お参りの帰り道にこんなに心境が変化してるなんて、縁切榎さますごいです。
「縁切り」は、恋愛や人間関係だけに関わるもの、そう思っていました。
だけど、板橋の縁切榎さまは、仕事にも効くのね!
●後日談〜無事に退職できたので、お礼参りに行きました ●