「管理職を辞められないのか?」とモヤモヤした気持ちを抱えながら出社したら、同性、同世代、同職位の同僚がいました。
「お互い大変だよね」とちょっと愚痴をこぼしたら「管理職なんだから当然、それに会社の方針だってうんぬんかんぬん」とド正論を返されて閉口。
いやおっしゃる通り。
だけど・・落ち込んでる時に正論かまされるとよけいに凹みますね。
同性、同世代、同職位の、同僚。
これだけ"同"が並んでるんだから、"同じ"気持ちを共有できると思ったけど、勘違いでした。
席に戻って、担当の中でもいちばん嫌いな仕事に対応しました。。
これが本当に苦手、何年経っても苦手。
ああ、やっぱり管理職辞めたいな。
非管理職だって、というか管理職以上に、自分が苦手な仕事をしなければならないのは分かってます。
だけど、この業務で問題が発生した時に責任者であることがとても辛いんです。
私の業務、違う方向に見直した方がいいと思う。
だけど会社の方針は"断固続行"なんです。
私程度の管理職は、決定権もないのに問題が起きた時だけ「責任者、幹部」と呼ばれる存在。
よっぽどヒドイ顔して座っていたのでしょう。
通りかかった役員が「なんて顔してるんだ。何があった?」と声をかけてくれました。
「昨夜の地震で寝不足で」と答える私。
役員は2秒ほど黙って
「近くの公園へ行って空でも見上げて来なさい」
と言いました。
そうだそうしよう。
公園のベンチに座って見上げた空は青く、世界は美しかったことを思い出しました。
管理職もこの会社も辞めたいけど、こんな素敵なアドバイスをくれる上司もいる。
そうだよね、辞めるなんて拙速だよね・・・。
・・と気を取り直して会社に戻ることにし、何気なくプライベートのメールを見たら・・。
前回の転職でお世話になったエージェントから連絡が。
「お元気ですか?久しぶりマーケット情報交換しませんか?」
あれ?やっぱり辞める流れかな・・