先日、外資系社員の英語力について書きました。
外資系社員の英語力ってどれくらい?ーペラペラの日本人の方が少数!? - 管理職辞めたいです日記
そこで今回は、外資系IT社員の学歴について書いてみたいと思います。
以前、お客様にこう聞かれたことがあります。
「外資ITの人って、みなさんMITとか卒業されてるんですか?」
最先端のテクノロジーを英語で扱ってるんだから、アメリカの有名大を出てるんだろう、そう思われたのかも知れません。
さて実態は・・・・?
知らないです。
私、みんなの学歴知りません!
おいおい、学歴について書くと言いながらそれはないだろう、と落胆されたみなさん、申し訳ありません。
だけど「同僚の学歴を知らない」ってちょっとすごいな、と思います。
最初に勤めた日本の大企業は、新卒を一括採用してほぼそのまま終身雇用。
その日本企業では、出身校に始まり、結婚歴やお酒の席での失態まで、何もかもがバレてました。
同期の仲がよく、どこに転勤しても知り合いがいて安心だけど、そのかわり、
「あの人は○○大学を出ててバツイチで、新入社員の時に飲みすぎて吐いちゃって・・」
などと、余計なことまで知られてた・・。
一方、流れ者・・じゃなかった転職者だらけの外資系IT企業。
自己紹介では前職の職務内容くらいしか話さないので、誰もがある意味ミステリアス。
その後仲良くなって、会話の中で分かることもあるし、FacebookとLinkedInなどで出身校を知ることはあります。
役員として会社のウェブサイトに経歴が載ってる場合もありますね。
あ、あと自分が採用した部下の学歴も知ってるか。
これらを総合すると・・
外資IT社員の学歴は「高卒〜アメリカのアイビーリーグのMBAまでいろいろ」
だと思います。
高卒でも仕事ができれば、役員まで出世し、アメリカの有名大でMBA取った人と対等に働いてます。
これぞ「ダイバーシティ(多様性)」かも。
最初に働いた日本企業では、偏差値が一定範囲の学校から一括で採用されてました。
おかげで一定の人材水準が保たれてたし、安心感や一体感は抜群!
しかし「酒席の黒歴史まで知られているのは少々息苦しいな」と感じたこともあります。
今の環境は少々ドライかも知れないけど、自分のことを知られてないのは楽です。
私自身も、上司、部下、同僚の学歴はまったく気にしません。
その証拠に、今の自分の部下の学歴すら知りません(自分で採用した人除く)。
学校名はおろか、大卒か高卒かということも分からないけど、何の問題もないです。
何年も前に卒業した学校のことよりも、前職でどんな仕事をしてたか?即戦力になってくれるか?、が気になります。
そうだ、英語力の記事と同じく、今回も、マッキンゼーのようなウルトラエリート集団は、社員の学歴も別格でしょうね。
●過去記事ーマッキンゼーのような別世界は本の中でしか知りません●
数ある外資系IT企業のうち、私が経験してきた範囲の話、として読んでいただければと思います。
私は時々リセット願望が襲ってきて、5年ごとに転職するような性格ですので、
「お互いの学歴知りません」「いろんなバックグラウンドの人がいます」
という環境は働きやすかったです。
(もうすぐセミリタイアするので過去形)
これは外資に限らず、転職者が多い会社は同じような状況かもですね。
ドライな人間関係の方が楽な方、そして消したい黒歴史のある方(笑)、転職も一つの選択肢かもしれませんよ。
●黒歴史はこの方法でも消せます●
●「転職って案外良いよ」シリーズです●
転職は「誰かは嫌がったけど自分には最高かもしれない居場所」を見つける活動