昔々お付き合いしていた人のお母様が亡くなられたそうです。
昨日人づてに聞きました。
彼と彼のお母様のことを思い出す度、私は苦々しい気持ちになります。
思い出したくないので詳細は書きませんが、私の母が、彼のお母様にすごく恥ずかしいことを言ったのです。
若かった私は感受性が今より強く、しかし対応力は弱かった。
うちの母を恥ずかしいと思ったけど、母に抗議することも、うまくフォローすることもできず、心の黒歴史となりました。
30年も前のことなのに、今でも居たたまれない気持ちになります。
そうか、お母様は亡くなられたのね。
きっと平均寿命くらいのお歳かな。
私の母の方は、ずい分前に亡くなっています。
思い出も、恥ずかしい過去も、こうして人とともに消えていくんだな。
彼は、私の母の発言や、私が恥ずかしくて泣きそうになってたことを覚えているかな?
覚えていたとしても、彼もいつかはこの世からいなくなる。
そして何より、私もいつかは死んで、この記憶から解放される。
消したい黒歴史がある方、ご安心ください。
それを覚えている人は、いつか必ずこの世からいなってしまいます。
だから忘れたい過去というのは、必ず消える運命なんです。
訃報に接してこんなことを書くなんて不謹慎、そうお感じになった方がいらしたら申し訳ありません。
だけど私は、「嫌な記憶もいつかは消える」と思えるのは一種の救いだな、と感じてしまったのです。
お若い方は「そんな30年も待てないよ!いますぐ消したい記憶があるんだよ!」と思われるかも知れません。
それも大丈夫。
30年なんてあっという間ですよ。
諸行無常な気分の土曜日でした。
彼のお母様のご冥福をお祈りいたします。
●お付き合いした人と言えば・・●
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