「こんな会社辞めてやるっ!」と、上司に辞表を叩きつける・・・。
会社員時代は、こんな場面を夢想したこともあります。
だけどこれ、現実には、相当難しいよねぇ。
だって、会社を辞めたって、人間関係が全てリセットされるわけじゃないものね。
私は転職が激しい業界にいたので、「来月で辞めまーす」と突然言う(言われる)ことはしょっちゅうだったけど、
それでも、啖呵を切って、退職していった人は、見たことないかも。
これって、今後の人間関係に配慮して我慢してるからだけじゃなくて
もう辞められるってなったら、今までの恨みとか、どーでもよくなるという理由もあるかもしれません。
私自身、過去の転職時はずっとそうでした。
そして、Exit Interview(退職時面談)では、いろいろな思いは全て、胸にしまって、
「とても良い職場でした。退職するのは、次のキャリアへのステップアップのためです。」
などと、美しい言葉を残して、退職していきました。
ちなみに、最後の会社を辞めた時は、半分正直に、上司にこう伝えました。
業務のプレッシャーに加えて、更年期障害なのか気分が優れないし、
週末は子供のいない親戚のお世話もあるし、
キャリアも終盤に差し掛かった今、いったん立ち止まりたい。
この仕事は辞めさせてほしい。
▷ 過去記事:退職を告げた。上司が泣いた。 より
それに、セミリタイアして会社員でなくなった今も、これまでの人間関係に、とっても助けられてます。
昔の同僚に、フリーランス案件を紹介してもらったり、
古いiPhoneを無料で譲ってもらったり、とってもお世話になってる。
そしてシンプルに、職場で出会って、その後大切な友達・仲間になった人は、たくさんいるものね。
その昔、ブラック企業で出会った友達は、その後、命を助けてもらうほどの親友になったし。
だから、すごーくすごーく仕事を辞めたくなっても、
仕事を通じて得た信頼や、人間関係を台無しにしてしまうような、退職の仕方は、できなればやらない方がいいよね、やっぱり。
それにしても、会社(仕事)って、不思議だな。
お金も、友達も、成長の機会もらったのに、なんで、好きになれなかったのかな(笑)?
あ、今気づいたけど、会社を辞めると、お金はもらえなくなるけど、
退職しても、友人や、仕事を通じて得た経験や知識は、ずっと残りますね。
貯金も少しは貯められたし。
辛いことも多かったけど、やっぱり、会社員の仕事には感謝です。
今のフリーランスの仕事も、不安がいっぱいだけど、いつか「やってよかった」と言えますように。
●一年前、セミリタイア直前にも、似たようなこと書いてた●
「こんな会社辞めてやる!」と辞表を叩きつけられるのは、ドラマだけ