それは数週間前、かつて勤めてた会社の仲間で集まった時のこと。
そのメンバーで再会したのは、とっても久しぶりで、
まだ、LINEを交換してなかった人も、何人かいました。
かつて、US本社から命じられた厳しい目標を達成すべく、共に戦った仲間と、
またこうして交流できるのは、うれしいな。
「QRコード、読むよー」と、iPhoneを出した私に、ある人がこう言いました。
「・・・ジャスミンさん、そのiPhone、ずいぶん懐かしくないですか・・・?」
なんでも、私のiPhoneにある、指紋認証(Touch ID)の丸いボタンを久しぶりに見たそうで。
まぁ確かに、いつ買ったかすら、よく覚えてないくらい古い。
最近は動作が遅いし、なぜか熱々に温度が上がることもあるし、ポートレイト撮影もできません。
そろそろ買い替えなきゃかなぁと思いつつも、どうにか、最新のiOSで動いてるし、
新品はもちろん、中古でもiPhoneは高いので、機種変更を先延ばしにしてきた。
それで、「貧乏フリーランスだから、新しいiPhoneを買えないの。」と、
冗談のつもりで言ったところ、彼から思わぬ一言が返ってきた。
「良かったら、僕の古いiPhone、使いますか?」
そう、そこは外資IT業界。
「最新のApple製品は、片っ端から買う」な人たちが、溢れている場所。
その元同僚も、iPhoneは新機種が出る度に、全部買うけど、
下取りに出すのが面倒で、前のiPhoneが家にゴロゴロしてるそうです。
そういうことなら、この機会に、中古市場より少しお得な値段で、譲ってもらおうかな、
そう言ったのですが・・・
元同僚は、「お金のやりとりは面倒だから、タダでもらってください」の一点張りで・・。
「とんでもない!中古でも4、5万円はするものを、無料というわけにはいかない。
1万でも2万でもいいから、受け取ってちょうだい」
と、主張する私との、押し問答の挙句、
彼の次の転職で、リファレンスチェック(身元照会)が必要になったら、私がめっちゃ良いこと言う、
という条件で、無料で、新しめのiPhone 、頂いちゃいました!
(そして、引き取りの時に、お菓子折りをお渡ししました)
下取りに出したら、いくらかはもらえるでしょうに、申し訳ないなと思いつつ、
数万円の出費が抑えられて、正直、むっっちゃ助かりました。
でね、SIM交換をしながらね、これはまるで『れんげ荘物語』みたい、と思った。
早期退職し、「れんげ荘」という古いアパートで暮らす主人公のキョウコさんと、周りの人との交流を描いたこのシリーズ。
キョウコさんは、しばしば、近所のクマガイさんから、素敵な洋服をもらっている。
それを羨ましいと思った私は、こんな記事を書いたこともあります。
服をもらえるなら、私だってフルリタイアできるよー、なんて、僻んじゃった。
相手は小説の中の人なのに(笑)。
過去記事(2ヶ月分の売上が、一瞬で洋服に!ー浪費癖が直らない)より
小説の中の話だと思っていたけど、セミリタイア生活をしてると、本当に
高価な頂き物をする機会もあるんですね。
この週末で、新しいiPhoneへの移行も、無事に終わり、今は快適に使えています。
最新ではないけれど、新しい機種はやっぱり、画面もカメラもキレイ。
友人の好意に感謝ーー。
リファレンスチェックなんて、お安い御用だわ。
今後、何度でもお引き受けします。
(彼はiPhoneをもらわなくても、良い事しか言えないような、優秀な人ですけどね)
うーん。
やっぱり、リアルに人と会うって大切だなぁ。
先日の、「初めての直案件」の話も、友達との交流からもらえたし。
受け取るばかりじゃなくて、私もみんなに恩返しできる人でありたいです。
自分のお金でiPhoneを買えるようになるまで、フリーランス頑張ろう