少し前にいただいた、直案件のお話。
今週、初めての顔合わせがありました。
前回のお話は、こちらです。
このお仕事が欲しい!
ミーティングに入った時はね、テンション低めだったんです。
「正社員なみの稼働時間」を求められてると聞いていたから。
他に下請け仕事を抱えてる私は、フル稼働できない。
だから、受注に至ることはないだろうな、と諦めていたんです。
ところが、担当の方によると、「条件がマッチすれば、少なめの稼働時間でも、問題ない」とのこと!
よかった!
やっぱり、実際に話を聞く前に、憶測の段階で判断しちゃダメですね。
しかも求められているサービスも、私の専門分野とドンピシャに一致していて・・・
元さんチームでの仕事と、掛け持ちもできそう、
自分のスキルと経験が活かせそう、
直案件を受注したという実績にもなるし、
お金の面でも、直案件の方が、断然、報酬が高い。
・・・、このお仕事、欲しいです!!!
自分を売り込むということ、転職活動との違い
だったら、自分という商品に、値段をつけて、買ってもらわなきゃ。
でも、そんなことやったことないから、頭の中はプチパニック。
厳密に言えば、過去の転職も、「自分に値段をつける」行為です。
だけど、転職の時には、「前職の年収」という基準があった。
それに、もし私の希望年収が、先方の想定より高かったとしても、
条件の交渉は、転職エージェントがやってくれましたから。
(私を高く売った方が、彼らのコミッションも増えるので、それはそれは、頑張って売り込んでくれます)
今やっている、フリーランス下請け仕事の時は、どうだったかというと、
募集時の単価を、そのまま承諾したので、自分に値段をつけるという感覚は無かった。
ところがこれは、初めての直接受注。
自分で、今この場で、自分の値段を、提示しなきゃいけない。
久しぶりに、頭がフル回転モードになりました。
脳のモーターが、ブーンっていう音が、聞こえたよ。
「私の値段は○○円」
もちろん、提示したい単価は、事前に決めてありました。
だけど、それが、先方にとって、高いのか、安いのか?
自分でつけた、自分の値段を言って、鼻で笑われたらどうしよう・・。
怖いよう。
だけど、そんなことを、相手に悟られちゃダメよね。
だって、先方は、大切な業務を、外部の人に任せるんだもんね。
もし、私が相手の立場だったら、「あの、あの・・・□□円でどうですか(ゴニョゴニョ)・・・」と、自信なさげに言う人には、怖くて発注できない。
だから、頑張って、胸を張って、落ち着いた微笑みで、こう伝えました。
「他社では、時間単価○○円を頂戴しておりますが、同じよろしいでしょうか?」
自由に働くことと、役に立つことは両立するか?
きゃー、言っちゃった。
『他社では』○○円って!
本当は、下請けの仕事は、もっと、全然安いのに。
私、ブラフ頑張った!(ブラフって、頑張るもの?)
いやもちろん、ブラフってだけじゃ、ないですよ。
業界の相場を調べて決めた単価だし、自分がどんな価値提供をできるかを、きちんと説明して、納得いただけたようだし。
その証拠に、私が提示した単価で、上の方と話してくれるそうです!
嬉しいなぁ。
他のフリーランスとも面談する予定だそうだから、私がこの仕事を取れるかは、まだ分かりません。
それでも、自分という商品をプレゼンして、ある程度受け入れてもらえたことで、少し、自信がつきました。
受注、できるといいなぁ。
自分のペースで、自由に働きつつも、先方の、お役に立てるといいなぁ。
それって両立するのかなぁ。
●関連記事:自由には、責任と孤独がつきもの?●
先方にいるという噂の「気難しい人」については、まだ聞けてない