少し前のこと、友人と投資の話になりました。
その友人はこう言いました。
「お金を増やすのは、市場経済に任せてる」
私は、この『任せてる』の部分に「あ痛たたた」となった。
私が投資弱者になった理由は、過去に投資に失敗したから、という理由もある。
▷ その辺りの経緯はこちらの記事で:現金をほめてみるー投資弱者と老後のお金
だけどその他に、「人に『任せる』のが下手だから、投資も下手」
そんな理由もあったんじゃないかと、彼の一言で思ったのです。
上がったり下がったりはあるけど、市場経済は結局成長してる。
長期投資をしていれば、その成長をリターンとして、受け取ることができる。
そのことは、私も理解しています。
市場は、私なんかよりお金を増やすのが上手いからね、
コツコツ長期投資して、あとは市場さんにお任せすればいいんだけど・・・
市場さんって、自分の計画どおりにならないじゃないですか。
ときどき失敗して肝を冷やされたり、成長がのーんびりで、こちらの思うように、お金が増えなかったり。
私は「自分ではコントロールできないものに、運命を任せる」ことが苦手なのかも。
なんせ、いったん退職したのに、また働き始めた人間ですから・・・。
私にとっては、自分の行動とリターンが、シンプルかつ直接結びついてるものが心地よい。
来月お金が必要!となった時に、私の資産が来月増えてくれるとは限らない。
だけど労働は、契約通りにお金が入ります。
▷ 関連記事:あと3万円欲しい!そんな時どうする?ー節約・投資・労働どれを選びますか?
同じ会社にいると、お給料はそんな簡単に増えませんが、
自分の場合は、転職や管理職に志願することで、お給料を増やしてきました。
▷ 関連記事:最も成功した投資は「管理職になったこと」?ーまた一つ矛盾に気づいた日
要は、他人に任せるより、自分で動いちゃった方が早いってことなんだけど・・・
これって、部下に任せるのが下手な管理職と、おんなじセリフだって思った。
私は管理職時代、部下にお願いするのが苦手でした。
この記事にも書いてたわ。
人を信頼してないわけじゃないんだけど、貧乏性だから動いちゃうんです。
だから良い上司にもなれなかったし、投資でFIREもできなかったんだなぁ。
面白いのはね、冒頭の友人は、投資のリスクを取るのは楽しいけど、
転職のリスクを取るのは絶対に嫌なんだって。
私と反対だわ。
リスク許容度って、どんなジャンルでも同じとは限らないのね。
そして、人に任せるのが苦手だから、私はフリーランスに行き着いたのかな、
なんて、妙に納得しちゃいました。
得意・不得意、みんな違ってみんないい