外出先での出来事です。
若い女性が、車道に出ようとしたり引っ込んだり、なんだか不思議な動きをしてました。
「どうしたのかな?」と、彼女の視線の先を見てみると・・・
シルバーカートのおばあさんが、車道の真ん中で立ち往生してる!
横断歩道を渡りきれないまま、赤信号になっちゃったみたい。
止まってる車もあれば、対向車がいない時には、おばあさんを避けて進んだりしてました。
若い女性が、ぴょこぴょこと、歩道にでたり引っ込んだりしてたのは、
おばあさんを助けたいけど、どうしていいのか分からなかったのでしょうね。
止まってくれてた車に、目で合図して、おばあさんのところまで行って、
「一緒に渡りましょう〜♪」と声をかけました。
シルバーカートが進まなくなってたようだったので、
私が、シルバーカートを持ち上げながら、後ろ向きにゆっくり進んで、
無事に、歩道に到着。
車道は片側1車線ずつの狭い道路、交通量も、多くなくて幸いでした。
待ってくれた車のみなさん、ありがとう!
おばあさんは、認知症という感じはなく、本当に、カートが道路にひっかかってただけみたい。
後はお一人で大丈夫、ということだったので、そこでお別れしました。
よく見てみると、車道って、緩やかに、山型(かまぼこ型?)になってるのね。
まだ元気な自分には、平らに見えるけど、高齢者にとっては、急な上り坂なのかも。
私は、両親とも早逝していて、親戚も少ないので、身の回りに高齢者が少ないのです。
だから、こういうお年寄りの苦労を、目にする機会も少なくて。
おばあさんの背中を見送りながら、
「そうか。私もいつか、あの角度が、登れなくなるんだな。」
と思った。
私には、子供も、甥っ子や姪っ子すらいない。
そして、介護付きの高齢者用住宅に入居できるお金も、無い。
だから私は、限界まで、一人暮らしをせざるを得ません。
っていうか、集団行動が苦手なので、願わくばずっと、一人暮らしをしたいわ。
歩けるうちは、自分の足で、行きたいところに、行きたいなぁ。
だけど、足腰は弱ってくるわけで。
だから、あのおばあさんのように、私もいずれは、道の真ん中で、立ち往生するんでしょう。
そうか。
あのおばあさんは、30年後の私なのか。
私は、見知らぬおばあさんじゃなく、30年後の自分を助けたのかもしれない・・・。
・・・そんな、SFまがいの妄想をした日でありました。
最近よく、「何才まで◯◯できるか?」ということについて、考えてしまいます。
耐久財を買う時には「10年後の自分も、これを扱えるか?」って考えちゃうし、
▷ 高齢になっても「ベッド」で大丈夫かな?ー高級敷き布団の値段に驚いた
お金の管理が、何歳までできるかも心配。
▷ 老後のお金、何才まで自分で管理できるか問題ー80代で金融サービスが使えるのか?
ここに、新たに「何才まで、一人で外出できるか問題」が加わりました。
あんまり先のことを心配しても仕方ないけど、せめて、健康には気をつけたいものです。
高齢になったら、金力より筋力!?
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まだ50代?もう50代?私は先のことを心配しすぎでしょうか?