この連休は、「ブラック企業で出会った恩人ちゃん」をはじめ、友人たちと過ごしました。
同世代の友達が集まると、話題が"渋い"のなんの。
いくつか挙げてみると・・
- 介護
- 看取り
- 墓じまい
- 自分たちの老後
- 海洋散骨
- 遺骨ダイヤモンド
海洋散骨っていうのは、ある友達のお父さんの遺志です。。
「お骨をパウダー状まで細かくして、撒くのは船が沖まで出てからで・・」なんて話は、とても興味深かった。
そして、特に熱心に話しあったのが「自分たちの老後」。
「老後はお互い助け合おう」「何かあったら駆けつける」と言い合うものの、
具体的にどうすればいいか分からない。
鍵は預け合うの?
そもそもお互いの家は遠いのに、本当に助け合えるの?
友情の前に立ちはだかる問題が3つありそうです・・。
- 老後問題は、おひとりさまだけの悩みじゃない
- 老後の助け合いが難しい理由1ー鍵はどうする?
- 老後の助け合いが難しい理由2ーお互いの家が遠い
- 老後の助け合いが難しい理由3ー今はまだ元気、と問題を先送り
- 民間や行政のサービスにアンテナを張っておこう
老後問題は、おひとりさまだけの悩みじゃない
私たちは、介護ど真ん中の世代です。
介護の苦労を話し合う時でも明るいのが、おばさんの良いところ。
だけど「もしも自分が倒れたら・・?」という話の時だけは、みんなの表情が暗くなる。
私は独身だけど、結婚してても子供がいない友達は多い。
子供がいたって、離れて住むことになるかもしれないし、「そもそも子供に頼りたくない」と彼女たちは言います。
「老後に動けなくなったらどうしよう?」というのは独身、既婚、子アリ、みんなの悩みんだなぁ。
老後の助け合いが難しい理由1ー鍵はどうする?
「ジャスミンに何かあったら駆けつけるよ」と言ってくれる友達に、
「私もだよー。お互い助け合おうよ」と返す私。
だけど、「もしも私が明日倒れたら・・」と、
話が具体的になると、途端に会話が止まってしまいます。
まっさきに思いつくのは「家の鍵をどうするか?」って問題。
「もっと歳を取ったら、お互いに家の鍵を預け合おうか・・?」とは話すものの、
人様の鍵を預かるのは、やっぱり躊躇しますよね。
老後、自分の身の始末だけでも大変なのに、他人の家の鍵を失くしたらどうしよう?
そう思うと、話がそこで止まってしまう・・。
老後の助け合いが難しい理由2ーお互いの家が遠い
次にネックになるのが、「お互いの家の距離」です。
どの友達も、お互いの家まで片道1時間くらいかかる。
たまに駆けつけるには問題ない距離だけど、老後、日常的に助け合うには遠いよね。
みんなで近所に引っ越すというのは非現実的だし・・。
恩人ちゃんに「子供の繋がりで、近所に友達がいていいね」と言ってみたら、
「鍵を預けあえるほど心を許してるママ友はいない」という返事でした。
私は私で、育った土地に住んでるくせに、地元に友達がいないしなぁ・・。
老後の助け合いが難しい理由3ー今はまだ元気、と問題を先送り
この「老後の互助会どうする?」問題。
実は、今に始まった話ではなく、何年も前からみんなで考えてます。
だけどしょせんはまだ元気な40〜50代。
「いつかちゃんと考えなきゃね・・」と問題を先送りし続けてるんです。
40才から50才まであっという間だったように、いつのまにか60才、70才になってるのかも。
そして気がついた時には、みんな動けなくなってるのかも・・!
手遅れにならないうちに考えたいんだけど、なかなか覚悟が決まらない私たちでした。
民間や行政のサービスにアンテナを張っておこう
だけど・・・
少子高齢化、地域のつながりの希薄化は、私たちだけの問題ではないよねぇ。
行政や民間の会社だって、同じようなことで悩んでいるはず。
ってことは、アンテナを張っておけば、役に立つ情報が入ってくるかも。
区のお知らせに目を通してみたり、
終活記事をチェックしたり、
先輩方のブログを読んだり、
案外そういうシンプルなところに、解決のヒントがあるのかもしれないなー。
●友達シリーズです●
▼人生はお金や仕事だけじゃない、友情や音楽もいっぱい!と思い出させてくれた「やたらオシャレくん」
▼「風の時代」だから自由に働きましょう、と教えてくれた「キラキラちゃん」
▼「穏やかちゃん」と老後のお金、何歳まで自分で管理できるか問題を考えた
▼人生に無駄は無いーブラック企業で出会った親友「恩人ちゃん」