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先日、仕事で困った事態に遭遇しました。
「気難しい」「仕事できない」と、みんなに敬遠されている社員さんに、ランチに誘われちゃったのです。
むむむ。
この方の噂は、契約前から聞いていて、そのせいでこの仕事を断ろうと思ったくらい。
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ここでは、彼のことをKさん(気難しいのK)と呼ぶことにしますね。
実際に一緒に仕事をするようになっても、Kさんはやっぱり、難しい人だなぁと思う。
彼が嫌われている理由は、感情的な話し方と、そもそも仕事ができないこと。
他の社員さんと打ち合わせしていても、いつの間にか
「Kさんはどうにかならないか?」という話になってしまい、
私はそのお陰で(?)、相談料を稼ぐことができてるくらいです↓。
そんな方なので、本当は、Kさんとのランチのはお断りしたかったのですが、
私は、この会社からお仕事をいただいている、フリーランスの身。
それに、他の社員さんとは頻繁にランチをご一緒してるのに、この方だけ断るのは難しいわ。
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腹をくくって、Kさんとランチしてきました。
Kさんはランチの間ずっと、この会社がどんなにひどいか、熱弁をふるってました。
なんでも、去年、初めての転職で、今の会社にこられたんだそうです。
「まともな引き継ぎがない」「誰も教えてくれない」と訴える彼を見て、
「ああ、Kさんは『転職しなければよかった人』かもな」って思った。
私も何度も転職してますが、「まともな引き継ぎ」なんて、あったためしは無いですよ。
だって、前の人は辞めちゃってるんですもん。
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そのポジションが空席だった間の宿題が、デスクにドーンと山積みされていて、
「それじゃ、今日からよろしくね」ってなもんです。
Kさんは、新しい会社に来たら、新卒のように、一から教えてもらえると思っていたのかもしれない。
それが「じゃ、後は自分で頑張って」ってやられて、驚いたんでしょうね。
だけどねぇ・・・
手取り足取り教えないで済むからこそ、中途採用だし、
それまでの経験を買ってもらってるからこその、「前職給与+α」よねぇ・・・。
そんな本音は言えないまま、黙ってKさんの話を聞きました。
それが良かったのかな、オフィスに戻る道すがら、
「ジャスミンさんが来てくれてよかった。ぜひまたランチに行きましょう」と
感謝されてしまって、とても胸が痛んだ。
約20年働いた会社を捨てて、知らない人ばかりの環境に飛び込んだKさん、
こんなおばさんとまたランチしたいだなんて、きっと寂しいんですよね。
近ごろはリモートも多く、仲良くなるのも難しいでしょうし。
・・・でもね、そんな人の良さそうなセリフを言えるのは、私が外部の人間だから。
契約期間が過ぎれば、もうKさんと会わないで済む、通りすがりの人だから。
つくづく、管理職を辞めてよかったと、的外れなことを思っちゃいました。
だってもし、自分がKさんの上司だったら、彼をどうにかしなきゃいけないんですから。
Kさんとの上司の方とも、何度かランチをご一緒して、ご苦労をお聞きしております。
どちらにも良い顔をしている、フリーランスのジャスミンでした。
●Kさんは「前職では〜」を連発する「出羽守(ではのかみ)」でもありました●
KさんもKさんの上司も頑張ってほしい