フリーランスの見習いを始めてから、まもなく約2ヶ月になります。
今月の売り上げは、まだ締めてないけど先月とあまり変わらなそう。
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「セミリタイアしたんだもんね〜♪」と、気楽に働いてこの金額なら、別にいいんです。
モヤモヤするのは、毎日7時間パソコンに張り付いて、
怒られたり、ひどく落ち込んだりしながらも、たったこれだけの金額、ということ。
お金だけじゃなくて、お休みの自由度も、思ってたほど高くない。
まだ下請けなので、納期スケジュールは、元請の元さんが握っているのです。
だからね、やっぱり、個人で直接受注する、本物のフリーランスを、目指すことにしました。
集客や営業、報酬の交渉や契約・請求事務、品質管理、クレーム対応などなど、
何もかも自分でやらなきゃいけないんだ、と思ったら足がすくむけど・・・
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いつまでも下請けのままじゃ、自由はやってこない、
つまり、本物のセミリタイアはできない、そう痛感したのです。
なので、このところ、元さんの仕事が終わった後に、細々と、個人受注の準備をしています。
名刺業者さんを探したり、自分のホームページを作ったりといった事務の他に、
同業者と差別化できる点はどこか?
個人が請け負って、収益化しやすい仕事は何か?
自分にいくらの値段をつけるのか?
といったビジネスモデルを考えて、文書化していってます。
「えっ?今まで、そこを考えずに、フリーランスになろうとしてたの?」と、
呆れてる方が、多数いらっしゃると思いますが、実はそうなのです・・・。
お恥ずかしながら、これまでは、「昔の知り合いに『なんか仕事ない?』って
声をかけてみて、それから考えよう」くらいの、甘い考えだったのです。
きゃー、ごめんなさいごめんなさい。
でもね、今まで怠けてたっていうわけじゃないんですよ。
実際に仕事をしてみて、初めて、自分の差別化要素や、マネタイズポイントに気付けた。
今まで、そういったことの必要性にすら、気づいてなかったの。
「怠けてた」より悪いね(笑)。
実際に書き始めてみたら、割とすらすら、言葉が出てきて、
「お、私、やればできるじゃーん」なんて思っていたけど、よく考えたら、違う。
元さんのところで見習いをしてるからこそ、ようやく自分の事業を具体的に描けるようになったんだ。
・・・分かった!
今の仕事は「労働」じゃなくて「職業訓練」なんだ!
いま風に言うと、リスキリング、学び直しってやつですかね。
長く生きてるし、会社員時代も職種は一貫してたので(転職は何度もしてるけど)、
専門領域の知見は、それなりにある。
だけど、会社の看板や組織の支援無しに、個人でビジネスをするためのノウハウは、
全く持ってないので、今初めて学んでいるんですね。
それに、フリーランスが使っているイマドキのSaaS系のツールの経験も
たった2ヶ月で飛躍的に増えたし。
(競合他社の製品は使えないので、IT業界にいると、かえってツールの使用に制限がかるのです。)
今やってることは、労働じゃなくて、訓練、と思ったら、モヤモヤが晴れてスッキリしました。
知らないことばかりで戸惑うのも、細かいことで注意されるのも、
"学校"なんだから当たり前。
その上、毎月数万円お小遣いまでもらえて、ラッキー!
ん?この感覚、どこかで一度味わったことあるぞ、と考えてみたら、思い出しました。
初めて外資系に転職した時も、同じようなことを思ってた。
英語も話せず、業界知識もなくて、毎日劣等感に打ちひしがれていたけど、
「お給料もらいながら英語を学べてラッキー」と無理やり思い込んで、耐えていた。
それが最後には、「外資系に転職したことは、人生で最も正解だった」と
言うまでになったんだもんね↓。
だからね、今のフリーランス見習いの経験が、いつか実を結び、
自由に楽しく働きながらも、誰かのお役に立てる日が来るように、
今日も学校・・・じゃなかった、フリーランスの見習い、頑張ります。
50代からの学び直し