「みなさんには、仲直りしたい人はいますか?」
・・・こんな風に締めくくった、少し前の記事。
昨日、ここに書いた、因縁の(?)友人B子と、ついに再会しました。
ところが・・・。
話が、予想と違う方向に進んで、なんだかちょっと、拍子抜け。
さらには、ずっと板挟みだったA美から、次なる宿題も出され、
「25年ぶりの仲直り問題」は、まだ終わりそうにありません・・・。
何を着るか、どこまでお化粧するかに悩む
20代の頃に仲違いしてしまった同級生(B子)と、仲直りする機会が訪れた。
だけど、私は会うのが怖くて、会食をキャンセルしちゃうかも・・・。
前の記事に書いたのは、こんな内容でした。
あの記事には、「会うは怖いから、キャンセルしちゃうかも」って書いたけど、
かといって、断る勇気も持てないまま、とうとう約束の日が来てしまいました。
数日前から、緊張がMAX。
第一声は、何と声をかけよう?に始まって、
何を着ていくか、どこまでお化粧をするかまで、あれこれ、思い悩みました。
久しぶりに会って、「ジャスミン老けた」と思われるのも嫌だけど、
化粧が濃すぎて、ひかれるのも恥ずかしい。
女はこういう時、めんどくさいよ。
男性のために解説すると、素顔とフルメイクの間に、10段階ぐらいあって、
自分のキャラや、周りのメイクレベルと、あまりにかけ離れてると、
ちょっと、変な空気になることがあります。
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あれ?謝るタイミングが無い?
とにかく支度をして、勇気も出して、会場のご飯屋さんに着くと、
A美とB子がはすでに席にいて、メニューを見ているところでした。
25年ぶりに見るB子、
うわっ、ぜんぜん変わってない・・・!
そう思ったら、なんだか笑ってしまって、おかげで、
気負わずに、声をかけることができました。
「B子、久しぶり。うわっ、何ちょっと、全然変わってないじゃない」
「それを言うならジャスミンでしょ。最後に会った時のまんまだよ」
おばさんの定番のやりとりですね。
「とにかく先に注文しちゃおうね」と、自然に会話が進んでいきます。
・・・・だからと言って、これはちょっと自然すぎません?
これ本当に、絶交して25年間会わなかった人との会話?
「ご家族はお変わりない?」など、なめらかに会話が進んでいくのはいいけど、
用意していた「ごめんね」という言葉を、出すタイミングが無いよ!
最初はギクシャクして、どちらともなく、和解の言葉が交わされて・・・
そんな場面を想像してたのに、こんなに普通に会話できるなんて、少々拍子抜け。
現実って、ぜんぜんドラマチックじゃないね。
いや、あの、それじゃないんだけど
しかしついに、緊張の場面がやってきました。
喧嘩別れの原因に、話題が及んだのです。
身構えた私に対して、B子は
「私ったら、ジャスミンに○○って言っちゃたんだよね。
ずっと、ジャスミンに申し訳ないと思ってたの。ほんとにごめんね。」って、先に謝ってくれました。
対する私は、ちょっと戸惑い気味。
だって、私が傷ついたのは、その○○じゃなかったんだもん。
私たちが会わなくなったのは、B子のある発言に、私が耐えかねて、
「ああいうことを言われたくないので、もう会いたくない」
と、こちらが電話したからです。
だけど、あの時の私は、怒ってたし、緊張してたので、正確に説明できてなかったのでしょう。
私が必死で伝えた、絶交の言葉は、誤解されて伝わってたのか・・・。
そして、お互い勘違いのまま、25年も経ったのか。
なんか、笑っちゃいます。
この日2回目の、拍子抜けでした。
だからね、「違うよ、B子。私が怒ってたのは、○○じゃなくて、XXだよ」
なんて指摘は、もうしませんでした。
何に傷ついて、何に腹を立ててたかなんて、なんかもう、どうでもよくなっちゃった。
だって、四半世紀も前のことなんだもん。
代わりに、
いやいやいやいや、こちらこそ、ごめんね、
謝ってくれて、ありがとう。
と、伝えました。
A美から出された、次のミッション
こうして、長い間、仲違いしていた私たちは、元の仲良しに戻りましたとさ。
めでたしめでたし。
・・・なんてはずもなく。
またしても、ドラマのようにはいかない。
現実は、すべてが丸く収まったまま、終わったりしないのね。
これからB子と、どう友達付き合いしていくかは、また別の問題だから。
とりあえずLINEを交換したけど、今後、頻繁にやりとりするのは、
正直、まだちょっと怖いような・・・。
そうためらっていたら、二人のやりとりを見守っていたA美から、宿題が出ました。
「B子とジャスミンが、仲直りしてくれてうれしいな。
次回は、二人で会ってみて。」
・・・A美、本気だな。
長年、私たちの板挟みになっていて、この再会の場を設け、
会食の場でも、会話が弾むよう、フォローしてくれていたA美。
彼女が望んでいるのは、ただ一回の再会ではなく、
B子と私が、いつでも会える関係に戻ることなんだね。
B子も私も、A美のような良い友達を持って、幸せだね。
そんなA美の思いを無駄にしないように、
そして、先に謝ってくれたB子にお返しできるように、
「そろそろ二人で会わない?」って、次は私から声をかけよう・・・かな。
照れくさいし、ちょっと億劫な気もするけど、
私たちはもう、50代。
意地を張ったままでいるには、残りの人生、短すぎるね。
●後日談:自分から声をかける前に、再び3人で会いました●
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But still, life goes on.