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昔の同僚から、連絡をもらいました。
出張で東京に行くので、久しぶりに会ってご飯でも?、と誘ってくれた。
同僚だった頃には、よく一緒にご飯に行っていた、楽しい人です。
ぜひ、ということで、ディナーの約束をしました。
この人の属性は、私と同世代で、アメリカ人で、既婚です。
今は、アメリカに住んでるけど、会うのはそれほど久しぶりではなく、
2年ぶりくらいかな?
当時、よく行っていた和食屋さんで、積もる話をして盛り上がり、
そろそろお開きね、という時間になったころ、こう言われた。
「ジャスミンにお土産を買ってきたんだけど、滞在先のホテルに忘れてきちゃった。
渡したいから、ホテルまで一緒に来て。」
忘れたんだったら、もういいよ。誰か他の人にあげて、と遠慮したけど、
いや、ジャスミンに買ってきたものだから、とか、他の人の分はちゃんとあるから、
と言って、引かない。
若い頃だったら、この時点で少し、頭の中のアラートが鳴ったかもしれません。
しかし今の私は、もう50代半ば。
いままでも、何度も2人でご飯を食べたことある人だし、
ラウンジまでなら、と、とりあえずホテルのあるビルまで行くことに。
(食事をしたお店からは、徒歩で行かれる距離。
飲食ができるラウンジがあり、商業施設やオフィスが隣接する、大型ホテル)
ただ、なんとなくの警戒心はずっと持っていて、道すがら、
「奥さんとお子さんたちはお元気?」と、家庭の話を振り続けました。
そして、ホテルのロビー階に到着。
「ここで待ってるね」と言うと、「せっかくだから、部屋でお茶を飲んでいきなよ。」と言われた。
さて、ここで問題です。
もう50代半ばの女性が、異性の下心を気にするのは、おかしいでしょうか?
それとも、この年齢でも、こういった場面では、警戒すべきなのでしょうか?
私の場合は、前者なんでしょうね。
いくつになっても魅力的な人ならともかく、私は、残念な外見ですから。
だけど、万が一を考えて、私も警戒する方を選んだ。
私は、No thanks, ここで待ってるね、と言って、ロビーの椅子に座り、
いくら「部屋が素敵だから見ていきなよ」と言われても、笑顔で首を振り続け、立ち上がりませんでした。
彼は苦笑して立ち去り、しばらくしたら、お土産を持って現れ、
地下鉄の駅まで送って行くというので、そうしてもらい、駅でハグして別れた。
駅までの間に、気まずい雰囲気は一切無し、でした。
あれから数日。
彼の苦笑は、どっちの苦笑だったのかなぁと、ときどき思い出します。
「君みたいな婆さんを、誘ってると思ったのか?心外な!」の苦笑なのか?
「やっぱりダメか、ハハハ・・」の苦笑なのか?
きっと、「心外な!」の方だと思います。
だけど、彼は既婚だもの。
「変な想像しやがって、勘違いババアめ、気持ち悪い!」と
憤慨されたとしても、部屋に行くわけにはいかない。
はぁ。
久しぶりに、こういう問題で頭を使って、疲れました。
いったい、何才まで、異性の下心を警戒すればいいでしょうね?
個人差があるのは承知してますが、地味なおばさんであるところの私の場合の、目安を知りたい。
あら、「何才まで〜問題」シリーズに、新たな難問が増えちゃったわ・・・。
●ハグ、といえば、この人のことも思い出す ●
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