昨日は部の全体会議がありました。
もちろんオンラインで、私はオフィスから、ほとんどの部員は在宅で参加。
毎回アイスブレイクとして簡単な近況を話してもらっていますが、やはり学級閉鎖や保育園の閉園が多いですね。
そして皆さん口々に「ジャスミンさん、出社お疲れ様ですー」と慰めてくれる。
内心では『みんなは在宅できていいねぇ』と拗ねてましたが、「いえいえ、私が人柱になりますよ」と冗談で返答しました。
しかしある社員にこう言われた時には、ちょっと平静でいられなかった。
「いやー、毎日出社なんてよく平気ですね。僕は無意味な出社とか絶対耐えられないわ」
それも、思考停止した中年を若手が馬鹿にする時の言い方で。
これには傷つきました。
私だって平気じゃないよ。
ただ、役員たちの意図は一定程度は理解できる。
そして、誰かが出社しなきゃいけないんだったら給料の高い管理職がリスクを負いましょう、という気持ちもある。
だから我慢して出社してる。
なので「・・・いまの言い方にはちょっと傷ついたなぁ。私だって辛いんだよー」と微笑で答えました。
そしたら発言した本人は(しまった・・)という顔をしてました。
半笑いで流してもらえると思ってたのかも。
この人は、部下さんのさらに部下さんなので、あまり話したことはないけど、普段は失礼な人ではないと思う。
IT企業のくせに全面永久にリモートワークを認めない、この会社への失望とかね。
あとは、オンラインで心理的に距離があったから、つい本音が出たのかも。
大人や上司など、自分より力のある人のことって逆に馬鹿にしてしまいませんか?
親はわかってないとか、政治家はみな無能だ、とか。
そして「うちの会社は終わってる」とか。
私自身、若い時にそういう発言をしていました。
だから「僕は耐えられない」と言った人のことを責められません。
ただ、自分がその立場になってみて分かりました。
中年の管理職だって普通の人間です。
馬鹿にされたり感情的に責められたりしたら傷つきます。
そして中途半端に立場が上であるだけに、
「パワハラって言われたらどうしょう?」
「注意して辞めてしまったらどうしよう?」とおびえて反論できない。
だけど昨日は「私は傷ついた」と言ってみたよ。
過去に受けたアサーティブ研修を生かして「自分を主語」にして気持ちを伝えてみたよ。
アサーティブ・コミュニケーションは、自分の意見を飲み込むことで我慢をしたり、一方的に自分の主張を押し通したりせずに、相手を尊重しながら自分の気持ちを伝えるコミュニケーションです。
相手が(しまった)という顔をした後は「まったく参っちゃうよね。ガハハハ」と笑ってみた。
フォローになったかな。
彼から私が無能に見えてるのは、私の実力不足なのですよね。
そこは真摯に反省しています。
(万に一つの確率で、この記事が部署の人たちの目に触れたときのことを考えて、発言は少し変えています)
さてさて、雪予報の今日はさすがに私も在宅勤務です。
オミクロン株はダメでも、大雪は在宅の理由になる当社。
おかげで通勤時間をブログに充てられました。
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