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客先の最寄駅で、「歩きスマホ」どころか「階段降りノートパソコン」な人を見た。
ノートPCを左手に抱え、画面を見ながら、階段を降りている。
しかも、右手でキーボードを打とうとしてる・・・。
いや、それはいくらなんでも無理でしょう、と思うけど、
こんな光景は、オフィス街では、さほど珍しいものではないよね。
駅のフロアにペタっと座り込んで、一心不乱にパソコンを操作してる人や、
こないだは、混んだ電車の中で、立ったままラップトップを開いて、やはり片手で入力しようとしてる女子を見た。
(「画面が他の人にみんな見えちゃってますよ」、と伝えたかった。)
こういう方々を見るにつけ、「若い人をこんなところまで追い詰めちゃいかん」
と思う。
上司か顧客か、誰かは分からないけど、short noticeで変更を依頼されたのか、
徹夜しても資料作成が終わらなかったのか。
こんな働き方をしてたら、「FIREしたい、もう一生仕事をしたくない」と思うのも、
無理ないよなぁ。
そういえば以前も「無理をさせているのは誰か?」という記事を書いたっけ。
↓
なぜならみんなも誰かに無理させられてるから。
会社と上司は顧客からプレッシャーを受けてる。
顧客は、彼らのクライアントや上司からプレッシャーを受けてる
(プレッシャーのフラクタル構造)。
部下や同僚は、家庭と仕事の両立で無理してる。
私は私で「お客さんへの責任があるんだから」と自分を追い詰める。
みーんな無理して疲れてる。
この記事を書いた頃は、私も
「仕事を辞めたい!この社会のシステムから下りてしまいたい!」
という思いでいっぱいだった。
だけどね。
その後、実際に無職を経験し、弱小フリーランスとして再び働き始めた今は、
「世の中の仕事全てが、辛いものでは無いのかも」と感じています。
無理ゲーな仕事と、FIREの間に、
「ときどき辛いけど、ときどき楽しくて、長く続けられる仕事」っていうものが
あるのかもしれない、そんなふうに思うようになりました。
もちろん、今はたまたま、クライアントに恵まれて、
ほんの一瞬、そんな気持ちになってるだけかもしれないけど、
退職、無職、下請けフリーランス、そんなトライアンドエラーをしながら、
自分が「まんざらでもない」と感じられる働き方を、探したいと思ってます。
だから、"階段降りノートパソコン"をしてる人の背中を見ながら、
「彼が、もう少し楽な働き方を見つけられますように。
(そして、階段から落ちたりしませんように)」
と祈らずにはいられなかった。
私が若手の頃は、リモートワークなんて、ドラえもんの世界だったから、
徹夜や、「会社に泊まり込み」なんてこともあったけれども、
今の社会人には、移動中にも仕事ができちゃう、という、現代特有の辛さがあるよね。
がんばれ、"階段降りノートパソコン"くん!
心の中でそう声をかけた、おばさんフリーランスのジャスミンでした。
(なーんて、ご本人は充実した日々と感じてるかもしれないので、余計なお世話ですね)
●「階段降りノートパソコン」のフリー素材は無かったので、
今回もBingのAI(Copilot、Image Creator)に描いてもらいました。●
ベンチでもいいから、座って作業した方が結局は時短になると思うぞ!