セミリタイア後の仕事として、フリーランスを選んでみたものの、
会社員とは違ったカルチャーに、日々戸惑っている50代です。
今回は、Slackに代表される、オープンコミュニケーションについて書きたいと思います。
● 前回の記事はこちら:おばさんが、情報の洪水に溺れてる話です ●
フリーランス同士が仕事をする上で、Slackなどのオープンなチャットツールは不可欠。
関連するチャットルームやチャンネルに招待するだけで、瞬時に情報共有できるのですから。
前の記事に、こんなことを書きましたが・・・。
もしこれがメールだったら、関連する過去のやりとりは、誰かが私のアドレスに
全部転送する必要がある。
これ、私が最後の会社を辞める時に、実際に体験したことです。
自分の後任へ引き継ぎする時、数年分のメールを探して転送するの、本当に大変だった。
相手だって、整理されてない大量のメールを受け取って、げんなりしてただろうな。
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あの時、Slackがあったら、情報を簡単に渡せたのに・・・
って一気に情報を渡されて、アップアップしてる私が言うのも変だけど、
少なくとも、未整理のメールを大量転送されるより、Slackの方が断然良いです。
Slackのような、オープンコミュニケーションの最大の特徴は、情報が透明であること。
ある話題(チャンネル)に招待された人なら、誰でもそこの会話を見られるので、
それまで経緯や、問題点、進捗など、すぐに状況を把握できます。
ある日、フリーランス元請けの元(げん)さんに、某チャンネルを見ておいて、と言われました。
今後アサインされるであろう仕事の予習です。
はいっ!見習いフリーランス、頑張らせていただきます!
と意気込んで過去の会話を遡ったところ・・・
フリーランス同士、めっちゃケンカしてた・・・。
ケンカというか、成果物の品質が悪い、一向に改善しないと指摘する元さんと、
それに反論する他フリーランス達とで、ハードに意見対立してました。
そっか、「オープン=誰でも読める」って、そういうことか・・。
ケンカや叱責も、全部、他人に丸見えってことなのね。
オープンコミュニケーションって、、文字通り、ケンカもオープンなのねぇ。
これに比べたら、メールはぜんぜんclosed、閉じた世界だわね。
外資IT時代には、BCCで、ケンカが勝手にオープンにされちゃってるのを、何度も目撃したけど、
あれは、相手は転送されてるのを知らないから、意地悪よね。
(私もやられてたんでしょうね、知らぬが仏。)
他人に見られることを、承知で言い合いしてるんだから、カラッとしてるのかな。
でもね、これを見ておばさんは、ちょっと怖くなりました。
いえ、こんなに揉めてるプロジェクトにぶち込まれることではなく、
私が、モタモタしてることも、何度も同じミスしてることも、全部みんなに見えてるってことが。
会ったことない人たちに「あー、仕事できない人が入ってきた」って、思われてるかなぁ。
そう思うと、恥ずかしくて悲しいです。
それにしても。
せっかくセミリタイアしたのに、私はなぜ、恥ずかしくて悲しくなるようなことを、やってるのかな?
・・・ひょっとして、私はドMなのでしょうか?
● この仕事を選んだ動機は、「なんかやってみたい」だったんだけど・・・●
50代にして出てきたドM疑惑