私のGoogleマップには、「行きたい飲食店のリスト」があります。
気になるお店を見つけたら、そこに保存しておくのです。
そして、いつもと違う街に出かけた時、Googleマップで現在位置を表示すれば、
付近にある、『行きたかったあのお店』がすぐ分かる。
その街での滞在を、より楽しめる、というわけです。
先日も、このリストを使う機会がありました。
この記事に書いた、年金事務所を訪れた時。
自分の落ち度とはいえ、年金事務所の訪問は、少々不本意。
本当は、郵送だけで手続きを完了したかったからね。
しかし、やむなくとはいえ、いつもの生活圏とは違う場所に来たんだもん。
せっかくだから、この辺りにある「行きたかったカフェ」に寄ろうっと。
・・と、Googleマップのリストを開いたところ、固めプリンで有名なお店が、保存してありました。
そうだった、この喫茶店、いつか行ってみたかったんだ♪
お腹空いてないし、時間もあんまりないけど、
せっかく近くに来たから、あそこでプリンアラモードを食べて帰ろ♪♪
・・・。
いや、ちょっと待て、私。
今、お腹空いてないし、あんまり時間もないって、自分で言ったよね?
それなのに、なぜ、プリンを食べようとしてるのか!?
とすんでのところで、我に返り、この時は、時間とお金の無駄遣いを防げました。
ふぅ、危なかったぜ。
これね、原因は、私の「せっかくだから」っていう口グセです。
この記事の最初の方でも、連発してるけど、
「せっかくだから」って言い始めたら、それは、無駄遣いの危険信号。
「せっかく」この街に来たんだから、あのカフェに寄っていこう。
「せっかく」限定品が残ってたから、このバッグを買おう。
・・・てな具合です。
「せっかく」の意味を、辞書で確認すると、
2 (「折角の」の形で、体言に続けて)滅多に得られない、恵まれた状況を大切に思う気持ちを表す。「―の休日だから、どこにも出かけたくない」「―の好機を逃がしてしまった」
折角(せっかく)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
であり、本来は、非常にレアな機会だけに使う言葉。
ところが私は、フツーの外出や、フツーの買い物を、「せっかく」いうことにして、
消費を正当化してるんだよね・・・。
あとね、今回は、有名な喫茶店に行くことにより、
自分の年金手続きの失敗を、チャラにしたかったのかもな。
以前、こんな記事を書きました。
節約に効く魔法の言葉は「あるものを食え!」でしたが、今回はその逆。
「せっかくだから」は、節約を台無しにする悪の呪文かも?
これが出たら、それは本当に「滅多にない貴重な機会」なのか、
冷静に考えなきゃです。
もちろん、カフェに寄るのは、全部浪費、って言ってるわけじゃなくて、
本当にプリンが食べたい時や、くつろぎたい時は、真っ直ぐお店にGO!です。
そんな時、Googleマップのリストは、とっても便利ですよ。
いつか行きたい、小さなプライベート美術館なんかも、リストに保存してます。
節約と楽しみのバランスって難しい