早くも夏バテになりました。
昨日は一日、とにかくだるくて、横になってばかり。
だけど・・・本当なら辛いはずの体調不良なのに、私は幸せな気分でした。
「そうだ、私はこのためにセミリタイアしたんだ」って思い出したから。
「お休みでも、お返事お待ちしてます」という世界
セミリタイア前は、複数のアメリカIT企業で働いていました。
前の会社も、その前も、その前の前の会社も、みんなとにかく、よく働く人たちだった。
「欧米人はきっちり休む」思われてる方もいらっしゃると思いますが、
私が関わってきたアメリカ人たちは、日本人に輪をかけて働き者でした。
現地が夜中でもすぐに返事が来るので、「なにこれ自動応答なの?彼らはAIなの?」
と、疑ってたくらいです。
そんな業界では、休みの日でもメールに返信するのが当たり前。
不在通知を出していても、「至急」とか「URGENT」というタイトルのメールが来る。
よく、「ジャスミンさん、お休みの日に申し訳ありませんが、お返事お待ちしてます」
って書いてあったから、送信者も「休みでも返事はもらえる」という前提で連絡してきてたのよね。
メールをチェックしなかった日は、10年間で0日?
その状況は、リフレッシュのための休暇でも、体調不良の休みでも同じです。
入院中でも、メールや電話の仕事はしてたなぁ。
大晦日でも元旦でも、海外の本社は稼働してるから、メールのやりとりはあったし。
iPhoneが支給されるようになって約10年。
丸一日、仕事のことを考えないでいい日は皆無だったんじゃないかな。
だから昨日は、思う存分体調不良にひたれて(?)、満ち足りた気分だったんです。
「そうだ私は、お金より、肩書きより、具合が悪い時に休める環境が欲しかったんだ」
って、思い出した。
「つながらない自由」があるか、面接で確認する方法?
外資や、IT業界じゃなくても、「休みでもメールは見る」っていう会社は、多いですよね。
深刻化する時間外メール 「つながらない権利」に注目|NIKKEI STYLE
今の世の中、本物の休息を確保したければ、面接で「休みは取りやすいですか?」って質問するだけでは、足りないですね。
「休日には、どのくらいの頻度で応答することが求められますか?」
と聞けば、「この候補者はやる気ない」って思われれずにこっそりチェックできるかも?
この質問でも、面接ではネガティブな印象になるかしら・・。
普通の休みを求めて、面接で不利になるなんて悲しいけど。
日本もアメリカも、ヨーロッパのように「休日にメールを見ない権利」が、早く確立されるといいですね。
無職のデメリットも、同時に味わった
といわけで。
昨日は「体調不良にちゃんと休息できる」という、無職のメリットを享受した一日でした。
昨日しっかり休んだから、一夜明けた今日は、すっかり回復して元気です。
夏バテの原因は、寝不足でした。
冷房を、つけても消しても、眠れない日々が続いていました。
寝室のエアコンが古く、微妙な温度・風量調節が利かないんだよなぁ。
新しいエアコンが欲しいけど、無収入初月に、大きな出費をする勇気がありません。
欲しいものがすぐには買えない、という、無職のデメリットも同時に痛感したのでした。
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