それは久しぶりに大きな地震が来た翌朝のこと。
出社の準備をする私に、部下たちから、在宅勤務を求める連絡が相次ぎました。
東京の緊急事態宣言が解除された途端、一定以上の役職者は全員、そうでない社員は1/3の出社を「奨励する」と決めた当社。
この「奨励」っていうのがクセモノです。
上層部は本音では全員出社させたいくせに、もしクラスターになったら責任取れないし、無理に出社させたらパワハラっぽい。
それに「完全在宅」を謳っている競合他社に人材を奪われるのも怖いのです。
だから「奨励」という曖昧な表現になるのです。
そして、私のような中間管理職が板挟みになって、曖昧さをどうにかするのです。
できるだけ在宅を続けたい部下と話し合い、ようやく出社人員を増やせたところだったのに、今日は地震で多くの路線が止まってしまった。
もちろん全員、在宅勤務を承認します。
安全が第一だし、仕事は在宅だって何の問題もないのです。
私も含めて。
だけど私は出社します。
自分が使う路線は止まってないし、管理職は100%出社なので。
仕方ないですよね、管理職でその分多くお給料をいただいているわけですから。
・・・・あれ・・?
ホントに仕方ないのかな・・?
一度管理職になったら、もう二度と別の働き方はできないのかな?
管理職、辞められないかな?
いったんそう思ったら、管理職を辞めたくて辞めたくて、頭がいっぱいになってしまいました。
非管理職として転職できるのか?
家計は大丈夫か?貯金は足りるのか?
やりかけの仕事はどうなるのか?
私は人生から逃げてるのか?
・・・・
そんなごちゃごちゃもやもやいっぱいいっぱいな頭の中を整理するために、ブログという形でアウトプットしてみることにしました。
もともとブログにも挑戦してみたかったのです。
よかったらときどき読んでやってください。
よろしくお願いします。
●後日談●
この記事から約半年後、非管理職の出社率が引き上げ、更なる板挟みへ・・・