女性のみなさま、子宮体がんの検査、受けたこと、ありますか?
私は10年以上前に受けたっきり。
なぜって、前回受けた時に、かなり痛かった記憶があって、それで躊躇してしまって。
子宮頸がん、乳がん、卵巣の検査は毎年受けてますが、乳がんのマンモグラフィもそれなりに痛い。
だけど検査は大切だしなぁ・・・と思っていたところ、
すべてMRIで行う婦人科検査があることを知りました。
MRIなら痛くないかも?
それに、もうすぐセミリタイアするから、オプション付きの人間ドック費用を出してもらえるのはこれが最後。
というわけで、初めてMRIの婦人科検査を受けてみました。
実際に体験してみて分かったのは「痛みない、羞恥心ない、被曝ない」という嬉しいメリット。
反対に、まだまだ費用が高いことと、一般的な婦人科検診の方が早期発見できるガンもある、というデメリットの方も分かりました。
検査はほぼ服を着たまま、寝てるだけ
受けたのは、「レディースMRI」のような、乳房と骨盤部を両方を、MRIで診断する検査です。
骨盤部の方は、着衣のまま、仰向けに寝てるだけ。
MRI特有のがっちゃんがっちゃんという機械音はありますが、それ以外は気になるところなし。
乳房の方は、大きな穴が二つ空いている台に、うつ伏せに横たわりました。
「検査着の前をはだけて、穴にお胸を入れてくださいね」と指示されましたが、
「こんな大きな穴、私には必要ないなぁ」と苦笑している間に検査は終了(笑)。
羞恥心、痛み、違和感、そして被曝が無い検査はとっても楽でした。
肉体的、精神的苦痛のせいで、検査を躊躇してる方には、MRI検査を検討する価値がありそうです。
検査の様子は、こちらの記事の写真とほとんど同じですね。
MRI検査では早期発見できない癌もあるらしい
そして数日前、「問題は発見されませんでした」という結果が届いて一安心。
10年以上検査してなかったけど、子宮体がんの心配も、今はなさそうです。
もういい年齢なので、子宮筋腫程度の問題は前からあります。
そういったものも、「悪性を疑う所見は認めません」とか「良性病変であり、心配はいりません」との診断。
エコーなどを経ることなく、詳しい画像診断を最初から受けられるのはとても良いな、と思いました。
しかし一方で、
「単純MRIのみでは検出できない乳がんもありますので、超音波やマンモグラフィによる検診もご検討ください」
とか
「子宮頸がんは、MRI検査では早期発見できません。細胞診を行えば、前癌状態でも発見できます」
とも書かれていました。
これは軽視できないですねー。
MRI婦人科検診はまだまだ費用が高い
そしてなにより、MRI検査はまだまだ費用が高い!
これもやっぱりデメリットでしょう。
私が今回お支払いしたのは、6万円超、普段の婦人科検診の3倍です・・。
この金額では、痛みや恥ずかしさで検査をためらってる人は、まだまだMRIに流れないかなぁ・・。
いまの会社は上限はあるものの、健康診断の費用はほぼ全額払い戻してくれます。
(ありがたやありがたや)
だけどセミリタイアしたら、もうこの恩恵はありません。
無職、または年収がぐーっと下がったら来年も、またMRIを受けよう!とは思えないかも。
しかし今回体験してみて、MRIの利点と、従来通りの子宮頸がんの細胞診、超音波マンモグラフィーの良さの、両方が分かりました。
なのでこれからは、
基本は従来通りの婦人科検査をして、数年に一度、スペシャルイベントとして、MRI婦人科検査を入れていこう、
と思ってます。
婦人科検査について考えてる方の、ご参考になれば幸いです。
●会社員を辞めたら失うもの、人間ドックの補助以外にもいろいろあります●