3月から始めたフリーランスの仕事は、完全なリモートワークです。
一緒に仕事をしてるフリーランス仲間はおろか、
仕事を頂いている元請けの人(通称元さん)にすら、一度も会ったことがありません。
顔合わせも、面接も、スキルチェックも、ぜーんぶオンラインでした。
リモートワークは、コミュニケーションの手段が限られてる。
ほとんどの会話はSlack、たまにビデオ通話などを使うけど、
これらの手段では、雑談することが難しいです。
Slackはオープンコミュニケーションで、みんなに丸見えだから、変なことは書けないし、
ハドルミーティングっていう、ビデオ通話機能はあるけど、
質問や相談もないのに、わざわざビデオで呼び出したりはしません。
そんな事情で、この仕事を始めてから2ヶ月、雑談をする機会は皆無でしたが、
先日、初めてチームメンバーと雑談する機会を持てました。
そしたら・・・なんと、その雑談のおかげで、一瞬で収入が増えました!
それは、クライアント、フリーランスチームのMさん、私の三人で
オンラインミーティングした後の出来事。
Mさんは、私と同じく元請けの元さんから仕事を配分されています。
クライアントが退出した後、初めてMさんと雑談する時間がありました。
「Slackではいつもお世話になってますけど、こうして話すのは初めてですよね。
こういう環境だと、雑談するのは難しいですもんね。
チャージ(請求)できないことで、お時間をとらせてしまうのは申し訳ないし・・・」
私がそう切り出したことで、請求や報酬の話になりました。
そしたら、フリーランス歴が長いMさんが、
私が請求できないと思ってた、準備や手直しなどの時間を、
他のフリーランスは請求してる、と教えてくれたのです。
えー!?そうなんですかー!?
と叫ぶ私に、Mさんはこうおっしゃいました。
「確かに、どこまでチャージするかは悩みどころだけど、
『これが、サービスや成果物のクオリティを上げている』と胸を張って言えるなら、
堂々とチャージしていいんですよ」と。
なるほどー!
確かに、元さんから聞いていたのは、「クライアントの為にならない時間は、請求できない」、ということ。
裏を返せば「クライアントの為になる時間は請求していいのか。
▷ その辺の事情は、この記事でぜひ:時給・月給(雇用契約)のすごさを思い知る
おかげで、さっそくその日から、チャージする時間を増やせました。
「雑談で収入が増えた」っていうのは、そういう意味です。
それにしても・・・
2ヶ月間、ちょっと損してたわぁ(泣)。
もちろん、完全に私の落ち度や未熟さのせいで、で消費した時間もあるけど、
質を上げることができたと、自信を持って言える手直しも、たくさんあったもんなぁ。
しかもね、Mさん曰く、これは、私が我慢すればいいという問題ではないんだそう。
Mさんは、「フリーランスになりたての頃は、遠慮してつい低く請求しちゃいますよね」と、理解してくれた上で、
「同じ仕事を、低報酬で提供する人がいると、相場が下がってしまうし、
クライアントからの『こないだの人はもっと安くやってくれたじゃないか』
っていう、クレームにつながることすらあるんですよ」と教えてくれた。
なるほどねぇ・・・。
「このリワークは、私が最初にしっかりやらなかったせいだよね」と、
そう遠慮して、請求しなかったこと何度もあるけど、
自分が損してるだけじゃなくて、仲間にも損をさせてたのかもしれない。
大切なことを教えてくれたMさんと、雑談の機会に感謝です。
今やインターネットどころか人工知能まであるから、
人と会わずに、さまざまな情報を得ることができる。
ブログ仲間の記事にも、とっても助けられてます。
だけど、Mさんからの情報のように、何気ない会話から得られる情報も、とっても大切ですね。
せっかく一緒に仕事してるのだから、フリーランスチームの人とも、
もう少しカジュアルなコミュニケーションの機会を増やしたいなぁ。
情報情報って言うけど、その情報は、結局人間から生まれてくるんだもんね。
それと、オフの時は、友達ともっと会うようにしようっと。
少しご無沙汰してる人に、いっぱいLINEしてみます。
前職の私のように、楽しくない雑談もあるけどね↓
出社したくないって言ったり、雑談は貴重と言ったり、無いものねだりの私です。
遠慮しすぎもよくないのね