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以前、「外資→日系企業に転職した友人」について書いたことがあります↓。
この彼女と、先日ご飯を食べたところ・・・
「外資に戻りたいかも。ゆるく転職活動を始めた」と言い出した。
え!?もう、まだ転職して1年未満では?
理由は、大きく2つあるようです。
● その時の記事 ●
そこまで完璧を求めるのか・・・
一つ目の理由は、仕事に対する過剰なクオリティの追求、だそうです。
もちろん、製品やサービスの安全性に関わる部分では徹底的な品質管理が必要。
しかし彼女の今の同僚たちは、社内資料やそれほど重要ではない部分にまで、
完璧を求めているとのこと。
彼女はそれを見るたびに、「そこまでする意味ある?」と思ってしまうそう。
外資は「9割合ってるなら、残りの1割は、問題が起きてから考えればいいじゃーん」
の世界だもんねぇ。
それに慣れていた彼女にとって、すべてに完璧を求めることは、非効率に映るんだろうなぁ。
「みんなで苦労」が美徳?
二つ目の理由は、「平等、分担」の精神、だそうです。
外資では担当範囲が明確で、自分の業務が終われば帰宅できる文化がある。
しかし、彼女が転職した日本企業では、「全員で会議」「全員で最終チェック」など、
「全員で」にこだわる場面が頻繁にあるらしい。
これは負担を偏らせないようにする配慮から生まれた制度のようですが、
結果的に全員の負担が増していて、「本末転倒だよね」と彼女は嘆いていました。
日本には、「苦労はみんなでするもの。それが美徳」みたいな文化があるから、その影響かなぁ。
「品質追求」と「平等」、どちらも日本のすばらしい強み
彼女の経験は、日本企業のほんの一例にすぎません。
だけど、自分が新卒時に日本企業で働いていた会社にも、そういうところがあったなぁ、と懐かしく思い出しました。
「品質追求」と「平等」は、どちらも日本の素晴らしい強みです。
そのおかげで、日本は世界に誇る安心安全な社会を築き、高品質な製品やサービスを提供できてる。
しかし、その一方で非効率を生んでしまう側面もあるのかもしれません。
「いいとこ取り」できない、転職のジレンマ
こんな風に、日本の企業文化についていかれないと感じてる彼女ですが、
簡単に外資に戻れない理由もあるらしい。
それは、同僚がみんな良い人で、外資みたいに極端な変人がいないこと。
そこが、彼女が日系に移った理由だもんねぇ。
人間関係でストレスが少ないのは、大きなメリットだと思います。
派遣先(やはり外資)の「ヘン・上司」に遭遇したばかりですから、私もよーく分かります。
▷ 参考記事:若手社員に誘われ、その理由に笑った
結局、日系企業、外資系企業のどちらにも一長一短があるということ。
「いいとこ取り」できないのが、転職のジレンマですね。
激務に耐えられない!だけどお給料は今のままで、というような転職を見つけるのは、
なかなか難しいものね。
優先順位を、つけていくしかない。
彼女がこれからどのような決断をするのかはわかりませんが、
どちらに進むにせよ、彼女が納得のいく選択ができますように。
● 私には外資が合ってました。派遣先も外資です ●
「1年以内に彼女が外資に戻ってくる」に1000点賭けようかな