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先日、婚活中の元部下について書きましたが・・・
▷ 「それだけは聞かないで」ー元部下から結婚について聞かれて困った
その時に、彼女に再三「ジャスミンさんも婚活してください。」と言われた。
「今からでも結婚できるよ!諦めちゃだめ!」
これは、既婚の友人たちにも、常に言われていることでもあります。
友人たちは、私に結婚願望があったことを知っているので、これは優しさからくる励ましだと分かってる。
だけどね。
この年齢になると、どうしてもこの2文字が、頭をよぎってしまう。
それは「介護」。
実際、こんなことがありました。
数年前、と言ってもコロナ前なので5年以上前か、友人が、男性を紹介してくれた。
普通にモテるタイプの人だけど、長い間海外に赴任してたせいで、奇跡的に独身。
こんな良い話は無い、ぜひジャスミンに紹介したい!と、熱心に勧めてくれました。
当時40代後半で、かろうじて結婚願望が残っていた私は、
胸をときめかせてお会いしてみたところ・・・
はい、普通に素敵な男性でした。
一流企業勤務で、都内で人気のS区に、実家の一軒家もあるそうです。
婚活市場で、人気の属性だと思います。
だけど、次の一言で、前に進むのが怖くなってしまった。
「実家には、80代の両親と、50代で独身の兄がいます」
・・・あ、このご家族は「男手」ばっかりだ。
もし結婚したら、私が唯一の女手になるんだ・・・。
80歳なら、既に、何らかのお手伝いが必要な可能性も高い。
ってことは、今すぐ介護と仕事(当時は外資管理職で激務)の両立に突入する?
さらにさらに、将来は、夫と、さらにお義兄さんの介護まで、私一人で担うの?
(私の両親は他界しており、こちらの方の介護は無し)
素敵な男性を紹介されても、その人をしっかり見ることができず、
彼の背後に見える、介護の可能性ばかりに、目がいってしまった。
はぁ。
私って性格悪いなぁ。
私の心情を知ったら、お相手の男性も、こんな女はお断りだ!と怒ったでしょうね。
ただね、これには中年婚特有の理由もあると思う。
若い頃の結婚と違って、相手の両親と、長い時間をかけて家族としての絆を築いていくことができないんだもの。
私のように50代という年齢で結婚しようとすると、
「はい、いますぐ見ず知らずのお年寄りの介護を始めてください」
と言われているような感覚になってしまうのです。
「結婚を諦めるな」と言ってくれる友人に、この話をすると、
「専門の介護士に頼むという選択肢もある」と言われるけど、
その場合だって、完全に無関係でいるわけにはいかないよね。
嫁になるんだもん、何らかの関与や、決断を求められることになるでしょう。
・・・私、ぜんぜん家族を持つ覚悟が無いね。
これは、やっぱり私の性格が悪いな。
そのお見合いは、私もお断りしましたが、相手の方からもお断りがあったので、
私の性格(とそれ以外も)の悪さが、バレていたと思います。
結婚って「好き♡」だけの問題ではないよねぇ。
むづかしい・・・。
結婚をしない、またはできない人生には、確かに孤独や不安もついて回ります。
しかし、だからこそ得られる自由や自己決定権もある、とも思うのです。
そういえば、こんな記事を書いたこともあった。
そんなわけで。
「結婚を諦めるな」と励まされるたびに、「そうねえ」とお茶を濁すジャスミンであります。
ってか、どうせモテないから、「結婚したら介護がついてくる」なんて心配は無用ですね。
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