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先週の金曜日、「お稽古に行ってきます」と書きましたが・・・
▷ 参考記事:「仕事+のんびり」だったら、逆に病んでいたかも
その帰りに、ある駅で偶然、大学の同級生に会いました。
といっても、私のサークルは仲が良く、割と頻繁に集まってるので、
「卒業以来の再会」というわけではないのですが。
それでも、あの人の多い場所で偶然会ったことに驚いて、
思わず「○○ちゃん!」と、昔からのあだ名で呼んでしまった。
いや別に、いつも「○○ちゃん」と呼んでるんだけど、
彼は、会社の部下さんたちと一緒だったのです。
挨拶や、「わー、偶然だねぇ?仕事?」などという会話を、ひとしきり交わしてた時、
ある部下さんは、「本部長って『○○ちゃん』って呼ばれてるんですねぇ」と笑っていた。
「○○ちゃん」は、皆で取引先を訪問した後、帰社するところだったそう。
それでも、少し時間があるということで、部下さんたちは先に帰ってもらって、
二人で、ちょっとお茶することになりました。
しかし、年末の駅ビルは、平日といえども混雑していて、どの店も満席。
空席を見つけられたのは、マクドナルドだけだったので、
50代の二人で、マックに入ることに。
ポテトをほおばりながら彼は、「ジャスミンが『○○ちゃん』なんて呼ぶから、
会社に戻ったらいじられる」と嘆いていましたが、いいじゃないの。
上司なんて、いじってもらってナンボよ。
私は、自分が上司だった時は
「上司という存在は、消費されるための、部下専用コンテンツだ」
と割り切ってたもの。
でもまぁ、確かにね。
定年が見えてきてるおっさんが、下の名前に「ちゃん」を付けて呼ばれてるなんて、
若い人からみれば、滑稽なことかも。
こちらからみれば、飲み会で下ネタを連発していた若造が、「本部長」と呼ばれてることの方が面白いけどね。
彼を見ていたら、
そうよね・・・おじさんは、初めからおじさんだったわけじゃないのよね
・・・なんてことを思ってしまった。
この、まごうことなき、立派なおじさんになった「本部長」は、
かつて、「ちゃん」付けで呼ばれても、何の違和感もなかった青年であったし、
マックで、何時間もバカな話をしてたし、
悩んだり、はしゃいだり、傷ついたりしてた・・・
んだよね。
もちろん、おばさんもね。
自分が若い頃は、おじさん、おばさんは、「そういう生き物」だと思っちゃってたなぁ。
しかも、今ですら、おのれの若い頃を忘れて、
自分はずっとこういう考え方をしてきたんだ!なんて、
思い込んでる時があるもの。
平日の午後、ポテトとナゲットをつまみに、コーヒーを飲みつつ、
「ナゲットのソースを、ポテトにつけると美味いぞ」
「ほんとだ。天才じゃん」
などと、子供みたいな会話を交わす、おじさんとおばさん。
なんだか、学生時代に戻ったようで、懐かしいかったなぁ。
慌ただしい師走の中で、タイムスリップ気分を味わえた出来事でありました。
「○○ちゃん」、もとい、「本部長」、年末もお仕事頑張ってね。
● マックに入ったのは、おそらく20年以上ぶり ●
私は、食べたいものより食べるべきものを優先してしまうので。
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