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9月だというのに、まだまだ暑いですね。
しかし、お洋服界隈では、8月から既に秋冬物がお店に並んでいて、
そういう商業主義にすっかりやられている私は、こんなに暑くても、コートが欲しくなったりします。
先日も、あるお店に、素敵なアウターが飾ってあった。
その時は、手に取って確認する時間がなかったんだけど、ずっと気になっていた。
そんなに気になるなら、買った方がいいのかも?
そう思って、オンラインストアで値段を調べてみたら・・・40万円でした。
・・・よかった。
ここまで高かったら、逆に諦めがつくもの。
こういうのは「予算より少し高い」くらいがいちばん危ない。
昔読んだ小説に、主人公が、美しいセーターを買うかどうか、悩む場面がありました。
結局、主人公は買わない選択をするのですが、その時のセリフがとても印象に残っています。
「これは買えない。買えたとしても、買ってはいけない。」
そう、(お金を)「出せる」と「出す」は、似てるようで、全く違う。
たとえば、40万円のアウターだって、海外旅行に行ったつもりで、
買っちゃうこともできるけど、それはやってはいけない。
だって、きっと私には似合わないからね。
残念な容姿もさることながら、私の他の服や靴と、調和が取れないでしょう。
お買い物にも、身の丈ってものがあるのよね。
いろんな場面で、それを感じます。
例えば、海外アーティスト公演のVIP席、何万円もするような食事などなど。
一度くらいやってみたい、という誘惑にかられることもありますが、
「おいコラ、ジャスミン。身の丈に合ってないぞ」と自分に言い聞かせています。
しかしその一方で。
高級なものには、それに見合う価値もあるんだろうな、とも思ったりもする。
いつもの服、アリーナやS席、普段の食事では得られない「何か」が。
「何か」というと抽象的だけど、たとえば、品質への理解とか、深い感動とか?
そういう貴重なものを得られる機会。
セミリタイアして、節約が大切だからといって、そういう機会まで失ってしまうのは寂しいな、と思ったりもする。
・・・なんて、身の程知らずの支出を、正当化しようとしてるだけですかね。
一回検索しちゃったために、「買ってはいけないコート」の広告が、
Webページをブラウザするたびに表示されます。
あのコートのことは、忘れなきゃいけないのにー。
●「ワンランク上」に憧れてた自分を反省したのに ●
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