セミリタイア目前で倒れ、救急車騒ぎを起こしました。
その話が社内に伝わり、いろんな方が心配してくださいます。
特に、何かと気にかけてくれる役員は、
「ジャスミンはリタイアするのに、働かせ過ぎでは?」と、私の上司にかけ合ってくれたらしい。
● メイクを変えたら「いつもより幸せそう」と言ってくれた役員です ●
有給を捨てると決めたのは自分で、上司はむしろ有給消化を勧めてくれてるのに。
上司には申し訳ないことでした。
同僚や部下さんたちは、
「退職まであと少し、頑張ってください。でも無理はしないでくださいね」
と、優しい言葉をかけてくれます。
「ありがとう!無理しない程度に頑張るよ!」と答えますが、
無理と頑張りの境界線って、見極めが難しい。
- 自分を成長させる「良い無理」
- 「悪い無理」を「良い無理」だと思い込んでしまう
- 無理しすぎを教えてくれるのは、やっぱり心と体の不調
- 「自分は体が丈夫」「私はゆるキャラ」それホント?
- 「悪い無理」「良い無理(頑張り)」の境界線は「休みたい」という気持ち
自分を成長させる「良い無理」
人生には、無理な頑張りが必要な時が、確かにあると思います。
受験や資格試験の前、新しい仕事を覚えたい時、などなど、
成長の時期には自分をストレッチしてでも、頑張らなきゃいけない。
こういうのは、いわば「良い無理」ですね。
自分を成長させる無理(頑張り)は、その時大変でも、後から振り返ると楽しい思い出だったりします。
昔、睡眠時間を削って取り組んだプロジェクトがあって、みんな倒れる寸前だった。
だけど、当時のメンバーで集まると、必ずこの話で盛り上がります。
「悪い無理」を「良い無理」だと思い込んでしまう
しかし・・・
社会人の無理の多くが、自己成長を伴わない「悪い無理」な気がする。
なにより私自身が、
「私が休んだら、仕事が回らないから」
「私は管理職だから、みんなより働かなきゃ」
って抱え込んでたこと、数知れず・・。
本当は、誰かに任せたら、その人の成長につながったのに、と今は反省してます。
難しいのは「私がやらなきゃ」と無理してる時には、「これが自分の成長ため」って思い込んでるところですよね。
「悪い無理」を「良い無理(頑張り)」って、境界線があいまいだからなぁ。
無理しすぎを教えてくれるのは、やっぱり心と体の不調
このように、「悪い無理」と「良い無理(頑張り)」の見極めは難しいけど、
やっぱり、心と体の不調サインを軽視しないことが大切かな、って思います。
ありきたりですけど。
私も、このブログを書き始めた頃は、こんな症状を抱えていました。
- 仕事が不安でよく眠れない
- 週明けの仕事が不安で、休日も楽しめない
- 脈が飛ぶ、動悸
このうち不整脈は、「退職を決めたら治った」と思っていたけど、今回ひどく再発しちゃった。
● 退職決めてから1ヶ月の記事
私が無理してた理由は、責任感というより恐怖心だった気がする。
「正社員でいなければ/管理職から降りれば/収入が下がれば、何か悪いことが起きる」、と思い込んでました。
「自分は体が丈夫」「私はゆるキャラ」それホント?
私のような、「働かなきゃ」という刷り込みのせいで無理してる人だけじゃない。
楽天家さんにもご注意いただきたいなー、と思ってしまいます。
「私は体が丈夫だから」とか、「私はゆるキャラだから無理してない」と、
不調を見て見ぬふりをしてることはありませんか?
どんなに周りが「休め」と言っても、「大丈夫。私、元気だから」と笑顔で流してしまう、頑張り屋さんです。
この記事に書いた、動悸が本当の心臓病だった友達がまさにこのタイプ。
すごく意地悪な上司の元で、長年耐えてます。
こちらが心配しても、いつも返事は前向きなのですが、顔色はあんまり良くない・・。
友達として、とても心配です。
自分を休ませてあげられるのは自分だけ。
家族や友達がどんなに心配しても、成人の行動を強制することはできないもの
(それやったら犯罪だし)。
何か不調のサインがあったら、ぜひ軽視しないでいただきたいな、と思います。
「悪い無理」「良い無理(頑張り)」の境界線は「休みたい」という気持ち
・・・ということを最近考えていたのですが、どこかから「お前もな」という声が聞こえてきました。
自分自身、今は心臓検査の結果待ちで、おそらくただの更年期障害だとは思う。
だけど、救急車を呼ばれるほどの症状は、やっぱり体の悲鳴ですよね。
上司、同僚たちも気遣ってくれてることですし、このサインを軽視せず、今日はお休みをもらいました。
心のどこかで、「病気なら休んでいい」イコール「病気じゃなければ休んじゃいけない」と思ってた。
病気じゃなくたって、休んでもいいんだよなぁ。
「ああ、仕事休みたい」と思ったら、それが「悪い無理」と「良い無理(頑張り)」の境界線なのかもしれません。
● 脱社畜、練習中です ●